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大事なことは「リズムとテンポを崩さないこと」時松隆光のワンポイントアドバイス

2020年4月16日(木)午後2:02

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 アマチュアゴルファーの中には「練習場では良い球が打てていたのに、なぜかコースに出るとミスをする」という人が多いようです。確かに、練習場とコースで同じようなショットを打つのは難しいことです。

 技術的なことでいえば、コースではガイドラインがないため、目標に対して正しく構えることができないことがミスを生みます。また、メンタル的な点でもコースでは「ナイスショットをしたい」「少しでも飛ばしたい」という気持ちが強くなる分、プレッシャーがかかり、いつも通りに行かないことが多くなるでしょう。

 その中でも、僕が見ていてミスの最大の原因だと感じるのは、スイングが早くなる、いわゆる打ち急ぎです。

 打ち急ぎもある意味プレッシャーによるものなのかもしれませんが、ほとんどの人が自信のあるショットはゆったりとしたスイングで振っているのに、苦手な番手でのショットやドライバーなど飛距離が気になるショットでは、バックスイングが浅くなり、ダウンスイングでも合わせにいく動きになってしまうようです。

 さらに問題なのは、そういう時に出たミスショットをスイングのせいにしてしまうことです。明らかにリズムが狂ってしまったか、テンポが速くなっているだけなのに、ミスの原因を分析し始め、ラウンド中に修正をしようとすることです。このようなことをやっていては、さらなるミスを誘発するだけで、その日は元のスイングに戻すことさえ難しくなってしまいます。

 そんなことにならないためにも、ラウンドの際は練習の時からリズムとテンポだけを考えてクラブを振ることが大事です。リズムは「チャー、シュー、メン」でも何でもいいので、自分に合うものを決めておき、常に一定のテンポで振るように心掛けましょう。

 そして、プレー中もリズムとテンポのことだけ考えましょう。もしミスショットが出たとしても、スイングのことはあれこれ考えず、次のショットではリズムとテンポだけを考えて打つようにしましょう。それが徹底できれば「調子は悪くないのに、なぜか不安定」ということが少なくなるはずです。

(プロフィール)
時松隆光(ときまつ・りゅうこう)
1993年9月7日、福岡県生まれ。アマチュア時代に九州アマを制し、高校卒業後プロ転向。しばらくチャレンジツアーを主戦場としていたが、16年に大ブレーク。チャレンジツアーの優勝で得た権利でレギュラーツアーに出場し、「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でツアー初優勝。その流れで「ネスレマッチプレー」に招待され、3試合連続優勝を飾った。20年からは選手会会長を務める。 

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/4/9 発売号より転載)
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