井戸木、メジャー2勝目に向け10位タイ浮上! 倉本は後退…
2013年7月27日(土)午前9:57
今年の5月、米ツアー初参戦でメジャー初戦のシニアPGA選手権チャンピオンに輝いた井戸木鴻樹が、再び優勝圏内に浮上した。
米チャンピオンズツアー今季メジャー最終戦の全英シニアオープンは現地時間26日、英国の名門ロイヤルバークデールGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日23位タイ発進の井戸木は出だし2連続ボギーと苦しい滑り出しながら尻上がりに調子を上げ、上がり5ホールで4バーディを奪って2アンダー68の好スコアをマーク。通算1アンダーまでスコアを伸ばし、首位に並ぶベルンハルト・ランガー(独)、マーク・ウィービー(米)に4打差の10位タイに浮上し、メジャー2勝目が十分狙えるポジションを確保した。
井戸木以外の日本勢は23位タイからスタートした友利勝良が3バーディ、5ボギーの2オーバー72で通算3オーバー。スコアは2つ落としたが順位はそのまま23位タイとまずまずの位置で予選を突破した他、奥田靖己が通算5オーバー36位タイにつけたが、初日11位タイの好発進を切った倉本昌弘は2日目にノーバーディの7オーバー77と大きくスコアを崩し、通算7オーバー59位タイに後退。それでもカットラインよりは1つ余裕のあるスコアで決勝ラウンド進出を決めている。しかし2002年の大会覇者、須貝昇は通算20オーバー単独136位の下位で予選敗退が決まった。
一方、首位タイに浮上したランガーは6番パー4で痛恨の“2度打ち”でダブルボギーを叩いたものの、バック9で3バーディを奪って3アンダー67。通算5アンダーとし2010年以来の大会Vに一歩近づいた。「(2度打ちは)芝の上にボールが浮いていてヘッドがボールの下を潜って球が上がったところをもう1度クラブで当ててしまった。でもそれ以外の内容は悪くない。パターが随分良くなっている」と手応えを滲ませたランガー。シーズン中盤、思うようなプレーが出来なかった鬱憤を最後のメジャーで晴らすつもりだ。
その他、上位陣は通算4アンダー単独3位にデビッド・フロスト(南ア)がつけ、初日単独トップ発進のジーン・ソアーズ(米)が通算3アンダーでピーター・ファウラー(豪)、マーク・マクナルティ(アイルランド)と並び4位タイ。ロッコ・メディエート(米)がサンディ・ライル(スコットランド)らとともに7位タイの好位置をキープしている。