ワールドカップゴルフ 日本は見せ場作るも上位進出ならず
2011年11月27日(日)午前9:20
世界28の国と地域を代表する選手たちが名誉をかけて激突するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフ(現地時間26日/中国・海南島、ミッションヒルズGC海口)。上位進出を狙った平塚哲二&池田勇太の日本チームはスコアを伸ばし切れずにリーダーボードを一歩後退した。
2人のうち良い方のスコアを採用するフォーボール形式による大会3日目。ビッグスコアを出しやすいフォーマットにチャージが期待された日本チームは、出だしの1番で平塚があわやチップインバーディかと思わせる絶妙のアプローチでピンそばに寄せてパー発進。序盤はチャンスを惜しいところで逃す我慢のゴルフが続いたが、平塚が「流れを変えたかったので打順を変えた」という6番パー5で見せ場が訪れる。フェアウェイから平塚が放った第3打が直接カップに吸い込まれ鮮やかなチップインイーグル奪取に成功したのだ。
「6番のイーグルがチームの輪をぐっと近づけた」と池田が言う通り、続く7番で今度は池田がバーディ、さらに8番で平塚が連続バーディを奪ってそのまま波に乗るかに思われた。しかし中盤以降は今ひとつ噛み合ずトータルで1イーグル、4バーディの6アンダー66止まり。通算14アンダーで前日から2つ順位を落とし12位タイで最終日を迎えることになった。
優勝戦線浮上はならなかったが「ショットが2人とも曲がる中、ノーボギーの6アンダーは良かった」と平塚は納得の表情。「トップにはスコアを離されてしまったけれど(首位アイルランドチームと7打差)、明日は少しでも上位に行けるよう必死に頑張りたい」と先輩が言えば、後輩の池田も「(最終日のフォーサム形式では)スコアをぐんぐん伸ばすのは難しいけれど、1つでも多くバーディを獲って上に行けるように頑張りたい」と気合いを入れ直した。明日は2人のチームワークが試される1日になりそうだ。