ワールドカップゴルフ T.ビヨーン&K.ストリールマンが個人戦リード
2013年11月22日(金)午前11:07
2016年リオデジャネイロ五輪のテストとも呼ばれる国別対抗戦 ISPSハンダ・ワールドカップゴルフ初日(現地時間21日/豪、ロイヤル・メルボルンGC)の個人戦は、5アンダー66をマークしたトーマス・ビヨーン(デンマーク)とケビン・ストリールマン(米)の2人が首位を並走している。
新しいフォーマットになった今年とは違う戦い方だったが、ビヨーンはソレン・ハンセン(デンマーク)と組んで出場した2001年大会で、4チームによるプレーオフの激戦の末、南アフリカに敗れて2位タイと母国に勝利をもたらせなかった。今年はトービヨン・オルセン(デンマーク)とのコンビで出場。チームスコア137(5アンダー)でディフェンディング・チャンピオンの米国チームと並ぶ首位発進。笑顔が弾けた。
「4番で4パットのダブルボギー。決していいスタートとは言えなかった。『これは長い一日になるぞ、でも落ち着いてプレーを続け、バーディを獲りに行こう』と思ったんだ」と、ベテランらしい冷静さでカムバック。チーム、個人とダブルでの優勝に向けて突き進む。
一方のストリールマンは、7アンダーで残り3ホールまで来たが、16番、18番をいずれもボギーとして5アンダー66でホールアウト。「18番は風がトリッキーで…。バンカーの深いところに入っていたのでああするしかなかったんだ」と、上りが悪いだけに微妙な表情を見せた。それでも「いいバーディパットもあったし、いいパーセーブもあったからハッピーだよ」と前向きで、パートナーのマット・クーチャー(米)とともに団体戦連覇を狙っている。
ビヨーン、ストリールマンに1打差の3位タイには崔京周(韓)、マーティン・レアード(スコットランド)らがつけている。日本勢は、石川遼がイーブンパー71のラウンドで13位タイ、谷原秀人が1オーバー72で回り21位タイ。団体戦ではスコア143(1オーバー)で8位タイ発進となっている。