レッスン
森山錬、林の中からは「リスクと報酬のバランス」を考えよう
2025年1月22日(水)午後5:32
今回は、トラブルからの脱出を図る「エスケープショット」についてレッスンしましょう。
まずは、林の中からのショットです。
例えば、左の林の中で、打ち出したい方向に木が2~3本並んでいた場合(写真①)。一応、ピンは見えていて、木の間を通そうと思えば通せる。一方、右サイドはフェアウェイが広がっている状況にあったとします。
こういう時にまず考えて欲しいのが、次の1打における「リスクと報酬のバランス」です。
トーナメント中継を見ていると「出すだけ」というショットをする選手は少ないので、ついつい狙いたくなる人も多いと思いますが、果たして、そのリスクを冒すだけの価値があるかどうか。
木の間を通せば確実にグリーンオンが実現するなど、大きな報酬が得られるのならいいのですが、場合によっては、フェアウェイに出す(同②)のとそれほど大きな差がないというケースもあります。そういう時は、あえてそのリスクを冒す必要ないと思います。
私は、あえてリスクを回避することを「勇気ある刻み」と考えていて、これは決して逃げではなく、攻めのゴルフだと思っています。
次に、ラインが悪いところからの打ち方です。
ポイントは、ボールを少し右側に置くこと(同③)。そうすれば自然にヘッドが上から入るので、ライが薄い状況でもクリーンに打っていけます。
なお、ボールを右に置く分、ロフトが立って当たるので、思ったよりもボールが上がらないということを頭に入れて起きましょう。場合によっては、目の前の盛り上がったところに当たってしまうこともあるので、周囲の地形をしっかり確認してからショットすることが大事です。
(取材協力:埼玉県・嵐山カントリークラブ)
森山錬(もりやま・れん)
1996年まれ。小学6年生のときに全国小学生ゴルフ選手権で優勝。 フジサンケイジュニアクラシックで行われるジュニアドラコン選手権で300ヤードを記録し史上2人目の中学生チャンピオンとなる。2018年には東京都アマチュア選手権で優勝。 ANAオープン、東海クラシック、マイナビABCなどのマンデーにも出場経験あり。 2019年からレッスン活動を開始。SNSでも人気を呼んでいる。現在、Futako Golf Club代表。
まずは、林の中からのショットです。
例えば、左の林の中で、打ち出したい方向に木が2~3本並んでいた場合(写真①)。一応、ピンは見えていて、木の間を通そうと思えば通せる。一方、右サイドはフェアウェイが広がっている状況にあったとします。
写真①
こういう時にまず考えて欲しいのが、次の1打における「リスクと報酬のバランス」です。
トーナメント中継を見ていると「出すだけ」というショットをする選手は少ないので、ついつい狙いたくなる人も多いと思いますが、果たして、そのリスクを冒すだけの価値があるかどうか。
木の間を通せば確実にグリーンオンが実現するなど、大きな報酬が得られるのならいいのですが、場合によっては、フェアウェイに出す(同②)のとそれほど大きな差がないというケースもあります。そういう時は、あえてそのリスクを冒す必要ないと思います。
同②
私は、あえてリスクを回避することを「勇気ある刻み」と考えていて、これは決して逃げではなく、攻めのゴルフだと思っています。
次に、ラインが悪いところからの打ち方です。
ポイントは、ボールを少し右側に置くこと(同③)。そうすれば自然にヘッドが上から入るので、ライが薄い状況でもクリーンに打っていけます。
同③
なお、ボールを右に置く分、ロフトが立って当たるので、思ったよりもボールが上がらないということを頭に入れて起きましょう。場合によっては、目の前の盛り上がったところに当たってしまうこともあるので、周囲の地形をしっかり確認してからショットすることが大事です。
(取材協力:埼玉県・嵐山カントリークラブ)
森山錬(もりやま・れん)
1996年まれ。小学6年生のときに全国小学生ゴルフ選手権で優勝。 フジサンケイジュニアクラシックで行われるジュニアドラコン選手権で300ヤードを記録し史上2人目の中学生チャンピオンとなる。2018年には東京都アマチュア選手権で優勝。 ANAオープン、東海クラシック、マイナビABCなどのマンデーにも出場経験あり。 2019年からレッスン活動を開始。SNSでも人気を呼んでいる。現在、Futako Golf Club代表。
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