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レッスン

ボールが見えないほどの深いラフからグリーンを捉えるコツとは

2024年10月30日(水)午後1:09

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 ピンまで150ヤードで、ボールが埋まっているような深いラフ。こんなとき、皆さんはどのように対処していますか?

 スイング的には、「短く持って、しっかり振り切る」というのが基本ですが、ボールが見えなくなるほどラフが長かったり、密集度が高かったりすると、必死で振っても数ヤードしか飛ばないことがあります。

 以前、ツマ先上がりのラフの打ち方をレッスンしたときに、「フェースをかぶせて打ちましょう」というアドバイスをしましたが、ボールが見えなくなるようなラフでは、それは逆効果。ボールがいきなり左に飛んで行ってしまうこともあります。

 では、どうすればいいのか。このような状況のときは、逆にフェースを少し開き(開いてから握り直すことを忘れずに)、開いた分、左を向きます。そうすれば、芝の抵抗でフェースが返るのが抑えられ、高い弾道でボールはピン方向へ飛んでいきます。

 ラフが深くなればなるほど、フェースの開きを大きくするというのも重要なポイントです。そしてそのときは、ターゲットもさらに左に置くようにしましょう。もし、深くて逆目で7番アイアンでは届かないと思ったら、番手を1、2番手上げることも大事です。

 また、思い切り開いてもインパクトでネックに芝が絡まりそうなときは、インパクトからフォロースルーで手を返さずに振っていくという方法もあります。「そうすると、右にすっぽ抜けてしまうのでは?」と不安になると思いますが、皆さんが思うほど右へは行かないのでご安心を。

 もうひとつ、アイアンではなくUTを使うという手もあります。

 打ち方はアイアンのときと同じです。フェースを少し開いて、左を向いて構え、しっかり振り抜きます。フェースを開くという勇気さえあれば、簡単に脱出できるし、飛距離も出ます。

 長めのパー4などでティーショットを深いラフに入れてしまうと、その時点でパーを諦める人も多いと思いますが、今回お教えした方法なら、確実にグリーン近くまで運べるし、上手くいけばグリーンを捉えることも可能です。ぜひチャレンジしてみてください。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #108」より(放送・見逃し配信中)
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