海外女子メジャーのKPMG全米女子プロゴルフ選手権は22日、ワシントン州のサハリーCC（6,731ヤード・パー72）で第3ラウンドが終了。山下美夢有が3バーディ、1ボギーの「70」をマークし、通算5アンダー2位タイに浮上している。

　3打差6位タイから出た山下は1番パー4で幸先良くバーディを奪うも、そこから我慢のゴルフが続き、9番パー3でボギー。それでも後半は11番パー5と14番パー4でスコアを伸ばし、単独首位のエイミー・ヤン（韓）から2打差の好位置につけた。

「今日も比較的ショットが安定していて、ピンチも少しありましたけど、そこをアプローチでしっかりカバーできました」と山下。海外メジャー制覇がかかる最終日に向けては「この3日間と同じようにいいリズムで回れたらいいなと思います。目の前の1打に集中してアンダーパーを目指して頑張りたい」と力強く意気込みを語った。

　今大会終了後の世界ランクをもとにした五輪ランクで決まるパリ五輪代表は、日本からは上位2人の選出が見込まれ、前週時点で最上位（6位）の笹生優花は当確。山下は4番手（22位）と圏外だが、3番手（21位）の畑岡奈紗は予選落ち、2番手（20位）の古江彩佳は通算4オーバーの38位タイとなっている。