レッスン
大和笑莉奈 捻転は肩ではなく「おへそ」を回すイメージで
2024年5月9日(木)午前10:18
アマチュアゴルファーの代表的なミスともいえるダフリ。その原因はいろいろありますが、私が見ていていつも思うのは、身体の使い方が間違っていることによってダフってしまう人が多いことです。
よく見るのが、バックスイングで少し沈み(写真①)、ダウンスイングで起き上ってしまうパターン。そうすると前傾姿勢がキープできなくなり、結果的にダフリが出てしまうのです。
そういう人がまず意識するべきは、肩は回さないようにすることです。多くのゴルファーは、テークバックで左肩を前に来るようにしっかり回そうとしますが、実際にそれをしようとすると軸がずれやすくなります。
また、肩をねじろうとすると、テークバック~トップが低い位置に上がってしまい、ダウンでは右肩が落ちるのでヘッドもボールの手前に落ちやすくなります。
テークバック、ダウンスイングとも、捻転で意識して欲しいのは、肩ではなくおへそ(同②)。おへそを右左にねじる意識を持つことが大事です。
なお、腕に関しては、タテに上げて、タテに下ろすというのが鉄則です(同③④)。テークバックでは、おへそを右にねじりながら真上に上げるイメージでいいのです。そうすれば、意識しなくても肩は回ります。
また、フォロースルーはほとんど意識しなくて大丈夫です。「ヘッドを左に振り抜く」つもりで振っていけばいいのです。
肩の捻転を意識しないで、ダウンではおへその回転だけで腕を下ろせば、軸がブレることもなくなるので、ダフリ防止になるだけでなく、ミート率は確実に上がります。ぜひ、おへそに意識を集中させてください。
(取材協力:埼玉県・飯能ゴルフクラブ)
大和笑莉奈(やまと・えりな)
1990年2月13日、山形県生まれ。11歳のときに父の影響でゴルフを始める。中学2年生のとき、アルペンスキーで全国大会に出場したが、左ひざの故障によりスキーを諦めてゴルフに専念。高校は名門、東北高校に進学。2006年に全国高校選手権の団体戦で優勝を飾る。2008年のプロテストで不合格となり、米フューチャーズツアーに挑戦。翌2009年、2度目の挑戦でプロテストを通過した。ステップツアー1勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/5/3 発売号より転載)
よく見るのが、バックスイングで少し沈み(写真①)、ダウンスイングで起き上ってしまうパターン。そうすると前傾姿勢がキープできなくなり、結果的にダフリが出てしまうのです。
写真①
そういう人がまず意識するべきは、肩は回さないようにすることです。多くのゴルファーは、テークバックで左肩を前に来るようにしっかり回そうとしますが、実際にそれをしようとすると軸がずれやすくなります。
また、肩をねじろうとすると、テークバック~トップが低い位置に上がってしまい、ダウンでは右肩が落ちるのでヘッドもボールの手前に落ちやすくなります。
テークバック、ダウンスイングとも、捻転で意識して欲しいのは、肩ではなくおへそ(同②)。おへそを右左にねじる意識を持つことが大事です。
同②
なお、腕に関しては、タテに上げて、タテに下ろすというのが鉄則です(同③④)。テークバックでは、おへそを右にねじりながら真上に上げるイメージでいいのです。そうすれば、意識しなくても肩は回ります。
同③④
また、フォロースルーはほとんど意識しなくて大丈夫です。「ヘッドを左に振り抜く」つもりで振っていけばいいのです。
肩の捻転を意識しないで、ダウンではおへその回転だけで腕を下ろせば、軸がブレることもなくなるので、ダフリ防止になるだけでなく、ミート率は確実に上がります。ぜひ、おへそに意識を集中させてください。
(取材協力:埼玉県・飯能ゴルフクラブ)
大和笑莉奈(やまと・えりな)
1990年2月13日、山形県生まれ。11歳のときに父の影響でゴルフを始める。中学2年生のとき、アルペンスキーで全国大会に出場したが、左ひざの故障によりスキーを諦めてゴルフに専念。高校は名門、東北高校に進学。2006年に全国高校選手権の団体戦で優勝を飾る。2008年のプロテストで不合格となり、米フューチャーズツアーに挑戦。翌2009年、2度目の挑戦でプロテストを通過した。ステップツアー1勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/5/3 発売号より転載)
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