ゴルフの祭典とも呼ばれるマスターズトーナメントが10日に開幕。日本からは歴代王者の松山英樹が唯一参戦する。

　昨秋にハリケーン「ヘレン」の直撃を受けたオーガスタ・ナショナルゴルフクラブ（米ジョージア州）。松山は6日に18ホール、8日にアウト9ホールをプレーし、「1番もそうですけど、これだけ木がなくなると今まで目印にしていた場所がなくなったりもしているので、打ちやすい部分と打ちにくい部分両方あると思う」と復旧作業後のコースの印象を語ると、「試合でもっとギャラリーが入った時に、どういう雰囲気になるのかをその場その場で確かめないといけないかなと思う」と続けた。

　今シーズンはここまで9試合に出場。直近2試合は予選落ちだが、開幕戦の優勝を含むトップ25入り5回を記録している。「（前週）予選落ちしているのでいいとは言えない」と話すも、「なかなか感覚と繋がらないので、難しい部分は感じてますけど、ここに入ってからもそんなに悪いゴルフはしていない。良い1週間にしたいので、そのためにいい準備をしないといけない。残りの時間を有意義に過ごしたいと思う」と4年ぶり2度目のグリーンジャケット獲得へ気を引き締めていた。

　予選ラウンドはブライソン・デシャンボー（米）、シェーン・ラウリー（アイルランド）とプレーする。

（写真：Getty Images）