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レッスン

ドライバーの曲がりを抑えるにはティーを高めにして安定したアッパーブローで捉える

2024年2月28日(水)午後0:35

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 ドライバーショットが左右に散らばる。そういう人は、ターゲットラインに身体の向きをきちんと合わせることと、しっかりフィニッシュまで振り切りましょうという話をしました。

 またそのために、実際のラウンドではショットの前に必ず、“最大加速”を意識した素振りをしましょうというアドバイスもしました。

 今回は、さらなるアドバイスを。曲げないための、そしてもっと飛距離を伸ばすためのレッスンを紹介しましょう。

 ポイントは、ティーの高さです。

 アマチュアゴルファーの中には、「ティーを高くすると曲がりが大きくなる」という理由で、ティーを低めにする人が多いようです。確かにそれは一理あります。ティーを低くしておくと、大フックや大スライスは出にくくなります。

 しかしその一方で、ティーを低くすればするほど、スタンス幅が狭くなるし、頭の位置もアイアンのようにボールに近づいて、地面に対して垂直に近い状態になるので、ダウンスイングからインパクトで上体が突っ込みやすくなります。その結果、低い引っかけやコスリ球が出ることもあるし、スイング自体が合わせにいく動きになることもあります。

 もちろん、その人にとって打ちやすければ、また飛距離が出て方向性が安定するのなら、高くても低くてもいいのですが、基本的にドライバーはアッパーブローの軌道で捉えるもの。そのことを考えると、ティーはそれなりに高くしたほうがいいと思います。

 具体的には、ヘッドを地面に置いたとき、フェースからボールが半分か、半分より少し多めに出るのが標準だと思っていいでしょう。それまで慣れていた高さよりも高くなると、「テンプラになりそう」「球が大きく曲がりそう」と感じる人もいるかもしれませんが、毎回同じ入射角、同じ軌道で打つことができればそれほど大きく曲がることはありません。

 そんな心配をするよりも、ティーを高めにして、安定したアッパーブローの軌道で球を捉える練習をするべきです。そして実際のラウンドでは、適度なインサイドイン軌道で、フィニッシュまでクラブを加速させながら振り切るようにしましょう。

 そうすれば、ボールの左右への散らばりは収まり、高弾道の球筋で飛距離も伸ばすことができます。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #70」より(放送・見逃し配信中)
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