米女子ツアーの2024年シーズン開幕戦、ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズが18日、米フロリダ州のレイク・ノナG＆CC（6,617ヤード・パー72）でスタートする。

　なんといっても注目は米ツアー本格参戦初戦を迎える稲見萌寧だろう。昨シーズンは体調不良やスイング改造の影響もあり、4月のヤマハレディースオープン葛城から9試合で予選通過がわずか2試合と結果が出ない時期もあったが、6月半ばのアース・モンダミンカップから14試合でトップ20入り11回と強さを取り戻した。

　そして11月の米ツアーとの共催大会、TOTO ジャパンクラシックで約1年ぶりの優勝を果たし、翌年の米ツアー出場権を獲得。もともと国内志向が強いことから動向が注目されていたが、「引退して将来のことを考えてもアメリカツアーで戦ったというのは凄く大きな私の人生の一つになる」と主戦場を米国に移すことを決めた。

　今週の開幕戦には畑岡奈紗、古江彩佳と米ツアーの“先輩”2人も出場する。世界ランク1位のリリア・ヴ（米）、同2位のイン・ルオニン（中）、同5位のネリー・コルダ（米）、昨年メジャーを獲ったアリセン・コープス（米）らも顔を揃えるエリートフィールドの中で、東京五輪銀メダリストの実力を発揮してもらいたい。

　注目の初日は日本時間19日午前0時37分に10番ティーからスタートする。