レッスン
中村香織、フェアウェイウッドで上げるためにはヘッドのローテーションが必要
2024年1月11日(木)午前11:32
フェアウェイウッドは、フェースをかぶせると打ちやすくなるというお話をしましたが、今回は、ボールを確実に上げるためのポイントを紹介しましょう。
地面から打つフェアウェイウッドの場合、多くのゴルファーは、ボールを上げようとしてしまうのですが、その意識が強いと左肩が上がり、すくい打ちになってしまいます(写真①)。
そうならないようにするためには、「ボールのあたりをじっと見る」(同②)というのが有効です。
ボールを上げるためには、ヘッドを走らせることがポイントになるのですが、ダウンからフォローで目が動いてしまうと、クラブが動かなくなったり、体が起き上がってしまいます。それを防ぐためにも、ボールから目を離さず、ヘッドを走らせることに集中しましょう。
ボールの右側を見て、目とヘッドが離れるような感覚でスイングすると、ヘッドが走り、ボールが上がりやすくなります。
また、打ち方としては、ソールを滑らせることが大事です。そのためにも、クラブをローテーションさせましょう。ご存じのようにクラブは偏重心なので、絶対に開いて、閉じるローテーションが起こるので、自然な回旋を止めないように。そうすれば、地面を滑るだけでなく、ヘッドも走ってきます。
この動きができているかどうかは、フォローで、手首とシャフトがL字になっているかどうかで分かります(同③)。
テークバックでは、ドライバーと同じように、クラブを遠くへ飛ばすように始動してシャフトをしならせ、目線はボールに置いてヘッドを走らせる。そうすれば、自然とローテーションが入ってフォローでは手首とシャフトの角度が90度になります。この形になっているかどうかを確認しながら素振りをしてください。
フェアウェイウッドが使えるようになると、ゴルフが楽になります。ぜひ自分のものにしてください。 (埼玉県・嵐山カントリークラブ)
中村香織(なかむら・かおり)
1986年生まれ、京都府出身。プロゴルファー。小学生時代は器械体操の選手として活躍。アテネオリンピックのジュニア強化選手も選ばれた。その後、腰の怪我により体操競技を断念し、12歳からゴルフを始める。2007年プロ入り(79期生)。2009年ステップ・アップ・ツアーでプロ初優勝。2013年には賞金ランク37位でシード権を獲得した。2015年にはステップ・アップ・ツアーで2勝するも、同年末にツアーからの撤退を表明。2017年6月よりティーチングプロとして活動を開始。分かりやすいレッスンは高い人気を誇る。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/1/5 発売号より転載)
地面から打つフェアウェイウッドの場合、多くのゴルファーは、ボールを上げようとしてしまうのですが、その意識が強いと左肩が上がり、すくい打ちになってしまいます(写真①)。
写真①
そうならないようにするためには、「ボールのあたりをじっと見る」(同②)というのが有効です。
同②
ボールを上げるためには、ヘッドを走らせることがポイントになるのですが、ダウンからフォローで目が動いてしまうと、クラブが動かなくなったり、体が起き上がってしまいます。それを防ぐためにも、ボールから目を離さず、ヘッドを走らせることに集中しましょう。
ボールの右側を見て、目とヘッドが離れるような感覚でスイングすると、ヘッドが走り、ボールが上がりやすくなります。
また、打ち方としては、ソールを滑らせることが大事です。そのためにも、クラブをローテーションさせましょう。ご存じのようにクラブは偏重心なので、絶対に開いて、閉じるローテーションが起こるので、自然な回旋を止めないように。そうすれば、地面を滑るだけでなく、ヘッドも走ってきます。
この動きができているかどうかは、フォローで、手首とシャフトがL字になっているかどうかで分かります(同③)。
同③
テークバックでは、ドライバーと同じように、クラブを遠くへ飛ばすように始動してシャフトをしならせ、目線はボールに置いてヘッドを走らせる。そうすれば、自然とローテーションが入ってフォローでは手首とシャフトの角度が90度になります。この形になっているかどうかを確認しながら素振りをしてください。
フェアウェイウッドが使えるようになると、ゴルフが楽になります。ぜひ自分のものにしてください。 (埼玉県・嵐山カントリークラブ)
中村香織(なかむら・かおり)
1986年生まれ、京都府出身。プロゴルファー。小学生時代は器械体操の選手として活躍。アテネオリンピックのジュニア強化選手も選ばれた。その後、腰の怪我により体操競技を断念し、12歳からゴルフを始める。2007年プロ入り(79期生)。2009年ステップ・アップ・ツアーでプロ初優勝。2013年には賞金ランク37位でシード権を獲得した。2015年にはステップ・アップ・ツアーで2勝するも、同年末にツアーからの撤退を表明。2017年6月よりティーチングプロとして活動を開始。分かりやすいレッスンは高い人気を誇る。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2024/1/5 発売号より転載)
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