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木下稜介、地面からフェアウェイウッドを上手く打つコツを伝授

2023年12月28日(木)午前9:00

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「FW(フェアウェイウッド)は難しいから、距離が残っていても使わない」。アマチュアゴルファーの中には、そう思っている人が多いようです。実際、見ていても、ボールを上げるのに四苦八苦している人が多いように思います。

 どうすれば、プロや上級者のように簡単にボールを上げることができるのか。

 上手く打つポイントは、ボールをどこに置くかにあります。基本的にアイアンは、ボールスタンスの真ん中に置きますが、ウッドの場合は左寄りに置くというのが正解です。

 アイアンは上から打ち込むクラブであるのに対し、ウッドは払って打つクラブなので、つかまえて球を上げるためには、ボールの位置を左寄りにした方がいいからです。

写真①
 
同②

 具体的には、ティーアップするドライバー同様、左足カカト線上にセット(写真①)。そして、構える時は、ヘッドをボールのすぐ後ろに置くのではなく、少し離してセットします(同②)。そしてスイングでは、ヘッドを置いたところに最下点が来るようにクラブを振ります。

同③

 そうすれば、入射角が緩くなり、少しアッパー気味にボールに当たる(同③)ので、球がつかまりやすく、なおかつ上がりやすくなります。私自身も、少しアッパーに打つことを意識して練習をしています。

 ただしこのとき、ボールを上げようとしないように。少しでも上げたいと思うと、ダウンスイングからインパクトの時に右肩が下がってしまい、ダフリやトップの原因になってしまうからです。

 そうならないように、ボールは左に置きますが、フラットに振るイメージを持つことが大切。練習の時も、アイアンは打ち込むようにしますが、ウッドはマットの上を滑らすようなイメージで払い打つようにしてください。そうすれば、ボールは勝手に上がってくれるはずです。

木下稜介(きのした・りょうすけ)
1991年7月16日、奈良県生まれ。10歳でゴルフを始め、高校は香川西高に進み。同学年の高知・明徳義塾高・松山英樹と四国で競い合った。大阪学院大4年時に「朝日杯争奪日本学生」を制し、同年末にプロ転向。18年6月にAbemaTVツアーで初優勝。同年、初シードを獲得。21年「日本ツアー選手権」でツアー初優勝、次戦「ダンロップ・スリクソン福島オープン」も制した。ツアー初Vから2連勝は日本人初の快挙。今季の賞金ランクは31位。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/12/21 発売号より転載)
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