レッスン
ツマ先上がり、ツマ先下がりの打ち方 長谷川哲也
2023年10月5日(木)午後2:19
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今回は、傾斜地からの打ち方をレッスンしましょう。
コースには、真っ平らなところはないといってもいいくらい至るところに傾斜地があります。そんな傾斜地を上手く味方にしなければ、スコアもアップは望めません。
まず、全ての傾斜に共通するポイントについて。基本的に傾斜地では、下半身が安定しないのでフルスイングをするのが難しくなります。だから、大振りはしないことが大事です。
それと、下半身を柔軟に使うために、ヒザのラインはターゲットに対してスクエアのままでいいのですが、左足のツマ先を少し開いてスタンスをオープンにします(写真①)。そうすることで身体の回転がしやすくなり、また、手打ちになるのを防ぐことができます。
注意点としては、ボールの位置が高くなっている分、クラブも短く持つこと。傾斜が強くなればなるほど短く持つようにしましょう。
次にツマ先下がりです。ツマ先上がりとは異なり、ボールが右に曲がりやすくなるので、左からフェードを打っていくイメージを持ちましょう。
ツマ先下がりで大事なのは、身体の重心と、ヒザと拇指球が一直線にそろっていること(同③)。極端なツマ先下がりのときに、身体の重心が前にいってしまったり、後ろにかかると安定して振り切れません。
長谷川哲也(はせがわ・てつや)
ツアープロコーチ。17歳よりゴルフを始め、5年間の研修期間後、デイビッド・レッドベターの「アスレチックスイング」に魅せられゴルフインストラクターになることを決意。その後、プロゴルファー深堀圭一郎のマネージャー兼キャディーを務めながら、2年間国内外のツアーを転戦し、トッププロの技術やマネジメント術を学んだ。現在でも数多くのスイングを徹底的に分析し、最先端のスイング理論を研究し続けている。USGTFティーチングプロ。TPI認定インストラクター。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/9/29 発売号より転載)
コースには、真っ平らなところはないといってもいいくらい至るところに傾斜地があります。そんな傾斜地を上手く味方にしなければ、スコアもアップは望めません。
まず、全ての傾斜に共通するポイントについて。基本的に傾斜地では、下半身が安定しないのでフルスイングをするのが難しくなります。だから、大振りはしないことが大事です。
それと、下半身を柔軟に使うために、ヒザのラインはターゲットに対してスクエアのままでいいのですが、左足のツマ先を少し開いてスタンスをオープンにします(写真①)。そうすることで身体の回転がしやすくなり、また、手打ちになるのを防ぐことができます。
写真①
では、ツマ先上がりについて。ツマ先上がりの特長は、平らな地面に比べてスイングプレーンがフラットになると同時に、普通に構えるとフェースが左を向きます。その結果、ボールが左に曲がりやすくなります。その点を考慮して、目標をしっかり右にとって打つことが大事です(同②)。同②
弾道のイメージは右から左に曲がるドローボールです。注意点としては、ボールの位置が高くなっている分、クラブも短く持つこと。傾斜が強くなればなるほど短く持つようにしましょう。
次にツマ先下がりです。ツマ先上がりとは異なり、ボールが右に曲がりやすくなるので、左からフェードを打っていくイメージを持ちましょう。
ツマ先下がりで大事なのは、身体の重心と、ヒザと拇指球が一直線にそろっていること(同③)。極端なツマ先下がりのときに、身体の重心が前にいってしまったり、後ろにかかると安定して振り切れません。
同③
また、ツマ先下がりは身体が起きやすくなるので、トップしやすくなります。だからスイング中は前傾をキープし、クラブを振り抜くまで腰の回転を止めないようにしましょう。長谷川哲也(はせがわ・てつや)
ツアープロコーチ。17歳よりゴルフを始め、5年間の研修期間後、デイビッド・レッドベターの「アスレチックスイング」に魅せられゴルフインストラクターになることを決意。その後、プロゴルファー深堀圭一郎のマネージャー兼キャディーを務めながら、2年間国内外のツアーを転戦し、トッププロの技術やマネジメント術を学んだ。現在でも数多くのスイングを徹底的に分析し、最先端のスイング理論を研究し続けている。USGTFティーチングプロ。TPI認定インストラクター。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2023/9/29 発売号より転載)
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