レッスン
福嶋晃子、飛ばすコツは腕の力を抜くこと ゆったりしたバックスイングがポイント
2022年12月15日(木)午前11:18
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「飛ばしの秘訣は何ですか?」。アマチュアゴルファーからはこのような質問をよく受けます。私が見ていて、そこそこ上手な人でも「もっと飛ばしたい」と思っている人が多いようですね。
その質問に対しての私の答えは「とにかく腕の力を抜きましょう」ということです。「えっ! それだけ?」と思われるかもしれませんが、これって本当に大事なことなんです。なぜなら、腕に力が入った瞬間に、ヘッドスピードがガクンと落ちるからです。
実際、私も力はあまり入れていません。レギュラーツアーに出ている頃でもせいぜい7~8割の力しか入れておらず、自分でも「振っている」という感覚はほとんどありませんでした。特に調子の良い時は、映像を見ても軽く振っているようにしか見えないのですが、それでも飛んでいました。
レギュラーツアーを撤退した今は、練習もほとんどしていないので5割ぐらいの力で打っています。そうしないと曲がるからというのもありますが、これでもけっこう飛んでくれます。
さて、問題は腕の力の抜き方ですが、ポイントはバックスイングにあります(写真①②)。バックスイングの時、いかに力を抜いて上げられるか。これにかかっています。力を抜いてクラブを上げると、インパクトでは力が入ります(同③)が、これは自然なことなのでOKです。
最悪なのは、力んで上げて、インパクトが緩んでしまうパターン。アマチュアゴルファーの中には、クラブを上げている途中で、力が入りすぎていることが分かり、あわてて力を抜こうとする人がいるのですが、こうなってしまうと軌道が不安定になるし、ヘッドスピードも落ちてしまいます。
まずは、練習のときから「ゆったり上げる」を心掛けてスイングするようにしてください。
(協力:神奈川県・戸塚カントリー倶楽部)
福嶋晃子(ふくしま・あきこ)
1973年6月29日、神奈川県生まれ。父は、横浜大洋ホエールズ、広島東洋カープで活躍した福嶋久晃氏。10歳からゴルフを始め、アマチュア通算28勝。1992年プロテスト合格し、1994年のダイキンオーキッドレディスで初優勝。1996、97年の2年連続で賞金女王に輝き、1999年からは米国ツアーに参戦して2勝を挙げた。国内ツアー通算24勝。2021年にはシニアツアーでも初優勝を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/12/9 発売号より転載)
その質問に対しての私の答えは「とにかく腕の力を抜きましょう」ということです。「えっ! それだけ?」と思われるかもしれませんが、これって本当に大事なことなんです。なぜなら、腕に力が入った瞬間に、ヘッドスピードがガクンと落ちるからです。
実際、私も力はあまり入れていません。レギュラーツアーに出ている頃でもせいぜい7~8割の力しか入れておらず、自分でも「振っている」という感覚はほとんどありませんでした。特に調子の良い時は、映像を見ても軽く振っているようにしか見えないのですが、それでも飛んでいました。
レギュラーツアーを撤退した今は、練習もほとんどしていないので5割ぐらいの力で打っています。そうしないと曲がるからというのもありますが、これでもけっこう飛んでくれます。
さて、問題は腕の力の抜き方ですが、ポイントはバックスイングにあります(写真①②)。バックスイングの時、いかに力を抜いて上げられるか。これにかかっています。力を抜いてクラブを上げると、インパクトでは力が入ります(同③)が、これは自然なことなのでOKです。
(写真①)
(写真②)
(写真③)
最悪なのは、力んで上げて、インパクトが緩んでしまうパターン。アマチュアゴルファーの中には、クラブを上げている途中で、力が入りすぎていることが分かり、あわてて力を抜こうとする人がいるのですが、こうなってしまうと軌道が不安定になるし、ヘッドスピードも落ちてしまいます。
まずは、練習のときから「ゆったり上げる」を心掛けてスイングするようにしてください。
(協力:神奈川県・戸塚カントリー倶楽部)
福嶋晃子(ふくしま・あきこ)
1973年6月29日、神奈川県生まれ。父は、横浜大洋ホエールズ、広島東洋カープで活躍した福嶋久晃氏。10歳からゴルフを始め、アマチュア通算28勝。1992年プロテスト合格し、1994年のダイキンオーキッドレディスで初優勝。1996、97年の2年連続で賞金女王に輝き、1999年からは米国ツアーに参戦して2勝を挙げた。国内ツアー通算24勝。2021年にはシニアツアーでも初優勝を果たした。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/12/9 発売号より転載)
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