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稲森佑貴、練習場では斜めを向いて構える 真っすぐ飛ばすための練習方法
2022年9月15日(木)午前10:15
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前回、お話ししたように、ドライバーショットで最も重要だと思うのは、目標に対して真っ直ぐ立つことです(写真①)。これさえできれば、レベルに関係なく、確実に方向性が安定します。また、真っ直ぐ立つために、アドレスでヘッドをボールに合せるのではなく、ヘッドをスタンスの真ん中に置くという話をしました。
アマチュアゴルファーの皆さんも、真っ直ぐ飛ばすためには、まずここからスタートしたほうがいいでしょう。そこで今回は、真っ直ぐ立って、真っすぐ飛ばすための練習方法を紹介したいと思います。
とはいっても、そんなに難しいことではありません。
通常、正面に目標を定め、マットのラインに合せて真っ直ぐ構えてボールを打っていると思いますが、目標を左(②)や右(③)に置き、その目標に向かって真っ直ぐ立つだけです。
マットのラインは正面に向かって真っ直ぐになっているので、少し体を振っただけで違和感を覚えると思いますが、そのラインに惑わされないように真っ直ぐ立つ。この練習をしていれば、本番でもティーグラウンドの形状や向きに惑わされることがなくなるし、セカンドショットでも目標に向かって真っすぐ立てるようになります。
また、斜めを向いて打つことで、視覚的にとらえた真っ直ぐと、感覚的な真っ直ぐとの差が明確になるという利点もあります。自分では真っ直ぐ向いているつもりでも左を向いていたり。そういう場合は、視覚と感覚の差を埋める努力をしましょう。
さらに付け加えれば、左に向いたときにオープンになりやすかったり、右を向いたときにクローズになりやすいなどのクセも出てきます。そういうクセもしっかり把握しておくと、より真っ直ぐに立てるようになります。
最初のうちは、クラブやスティックなどをガイドラインにして真っ直ぐ立ち、どのくらい感覚と誤差があるかを確認しながらやるようにしましょう。
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)
1994年10月2日、鹿児島県生まれ。2011年、16歳でプロテスト合格。14年に初シードを獲得。18年、日本オープンでツアー初優勝。20年にも日本オープンで優勝を飾る。正確無比なドライバーショットが武器で、2015年から6シーズン連続でフェアウェイキープ率1位。昨シーズンは歴代最高の77.63%を記録した。今季は、中日クラウンズ、JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPで勝利。現在、通算4勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/9/9 発売号より転載)
写真①
アマチュアゴルファーの皆さんも、真っ直ぐ飛ばすためには、まずここからスタートしたほうがいいでしょう。そこで今回は、真っ直ぐ立って、真っすぐ飛ばすための練習方法を紹介したいと思います。
とはいっても、そんなに難しいことではありません。
通常、正面に目標を定め、マットのラインに合せて真っ直ぐ構えてボールを打っていると思いますが、目標を左(②)や右(③)に置き、その目標に向かって真っ直ぐ立つだけです。
同②③
マットのラインは正面に向かって真っ直ぐになっているので、少し体を振っただけで違和感を覚えると思いますが、そのラインに惑わされないように真っ直ぐ立つ。この練習をしていれば、本番でもティーグラウンドの形状や向きに惑わされることがなくなるし、セカンドショットでも目標に向かって真っすぐ立てるようになります。
また、斜めを向いて打つことで、視覚的にとらえた真っ直ぐと、感覚的な真っ直ぐとの差が明確になるという利点もあります。自分では真っ直ぐ向いているつもりでも左を向いていたり。そういう場合は、視覚と感覚の差を埋める努力をしましょう。
さらに付け加えれば、左に向いたときにオープンになりやすかったり、右を向いたときにクローズになりやすいなどのクセも出てきます。そういうクセもしっかり把握しておくと、より真っ直ぐに立てるようになります。
最初のうちは、クラブやスティックなどをガイドラインにして真っ直ぐ立ち、どのくらい感覚と誤差があるかを確認しながらやるようにしましょう。
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)
1994年10月2日、鹿児島県生まれ。2011年、16歳でプロテスト合格。14年に初シードを獲得。18年、日本オープンでツアー初優勝。20年にも日本オープンで優勝を飾る。正確無比なドライバーショットが武器で、2015年から6シーズン連続でフェアウェイキープ率1位。昨シーズンは歴代最高の77.63%を記録した。今季は、中日クラウンズ、JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPで勝利。現在、通算4勝。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2022/9/9 発売号より転載)
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