レッスン
ラウンド前はクラブ2本でゆったり素振り!宮本勝昌のウォームアップ
2021年10月28日(木)午後0:56
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ミスショットをしたとき、同伴競技者から「打ち急いでいるよ」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。実際、我々プロが見ていても、アマチュアゴルファーの中にはスイング自体は悪くないのに、打ち急ぎが原因でスイングもスコアも崩している人が多いように思います。
このような打ち急ぎを防ぐためには、どんな場面でも一定のリズムとテンポでスイングすることが大事。とはいえ、「このホールは飛ばしたい」とか「ショートアイアンのショットなのでピンに絡めたい」というときはいつも通りのリズムやテンポで打てないものですよね。
では、そういうときどうすればいいのか?応急処置的な解決法ではありませんが、ラウンド前にゆっくり振る練習をしておくと、打ち急ぎや、インパクトで上体が突っ込んでしまうというようなミスを防ぐことができるものです。
やり方は簡単です。クラブを2本持ち(写真①のように1本は逆さまに持つ)、ゆっくり素振りをする練習方法です(同②③)。2本持つことによって重さも2倍になるわけですが、その重みを感じながらゆっくり振る。そしてその感覚を体に染み込ませておきましょう。そうすれば、ドライバーなどクラブが長くなってもゆったりとしたスイングで振れるようになるはずです。
また、朝のうちは、ボールをつかまえようとせず、「振り遅れてもいい」ぐらいの気持ちでスイングすることも重要なポイントです。朝イチから手元よりも先にクラブヘッドが来るようなスイングをしていたら、ホールが進むにしたがってその度合いが強くなり、スイング軌道も弾道も落ち着かなくなります。
とにかく、飛ばすことよりも“ゆったり”を意識。それが結果的には、安定した方向性と飛距離につながることを忘れないでください。
宮本勝昌(みやもと・かつまさ)
1972年8月28日静岡生まれ。日大ゴルフ部出身で片山晋呉、横尾要とは同期。1年次(1991年)、日本アマで先輩の丸山茂樹を破り優勝。1995年プロ転向。2006年から2011年にかけて151試合連続出場の記録も。ツアー初優勝は98年の「つるやオープン」。2016年には史上9人目の生涯獲得賞金10億円突破も果たした。ツアー通算12勝。2008~10年は日本ゴルフツアー機構の選手会会長を3期務めるなど人望も厚い。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/10/22 発売号より転載)
このような打ち急ぎを防ぐためには、どんな場面でも一定のリズムとテンポでスイングすることが大事。とはいえ、「このホールは飛ばしたい」とか「ショートアイアンのショットなのでピンに絡めたい」というときはいつも通りのリズムやテンポで打てないものですよね。
では、そういうときどうすればいいのか?応急処置的な解決法ではありませんが、ラウンド前にゆっくり振る練習をしておくと、打ち急ぎや、インパクトで上体が突っ込んでしまうというようなミスを防ぐことができるものです。
やり方は簡単です。クラブを2本持ち(写真①のように1本は逆さまに持つ)、ゆっくり素振りをする練習方法です(同②③)。2本持つことによって重さも2倍になるわけですが、その重みを感じながらゆっくり振る。そしてその感覚を体に染み込ませておきましょう。そうすれば、ドライバーなどクラブが長くなってもゆったりとしたスイングで振れるようになるはずです。
写真①
写真②③
また、朝のうちは、ボールをつかまえようとせず、「振り遅れてもいい」ぐらいの気持ちでスイングすることも重要なポイントです。朝イチから手元よりも先にクラブヘッドが来るようなスイングをしていたら、ホールが進むにしたがってその度合いが強くなり、スイング軌道も弾道も落ち着かなくなります。
とにかく、飛ばすことよりも“ゆったり”を意識。それが結果的には、安定した方向性と飛距離につながることを忘れないでください。
宮本勝昌(みやもと・かつまさ)
1972年8月28日静岡生まれ。日大ゴルフ部出身で片山晋呉、横尾要とは同期。1年次(1991年)、日本アマで先輩の丸山茂樹を破り優勝。1995年プロ転向。2006年から2011年にかけて151試合連続出場の記録も。ツアー初優勝は98年の「つるやオープン」。2016年には史上9人目の生涯獲得賞金10億円突破も果たした。ツアー通算12勝。2008~10年は日本ゴルフツアー機構の選手会会長を3期務めるなど人望も厚い。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2021/10/22 発売号より転載)
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