レッスン
時間がなくてもパッティンググリーンは必ず行こう!秋吉翔太
2020年10月22日(木)午後1:50
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アマチュアゴルファーとは違って、プロたちは試合前、かなり念入りに練習をします。ゴルフを楽しむ皆さんとは異なり、僕らは仕事なので、それは当然のことでもあるのですが、たとえ遊びとはいえ良いスコアを出したいと思うなら、しっかり練習をしておいたほうがいいと思います。
もし時間がなかったとしても、パッティンググリーンにだけは必ず足を運ぶようにしましょう。何故なら、ショットの練習は体をほぐしたり、その日の調子を確認するもので、わざわざ練習場に足を運ばなくてもストレッチや素振りでチェックできますが、パッティンググリーンでの練習は「その日のコースを知ることができる唯一の練習」なので、代わりが利かないからです。
パッティンググリーンでまずやるべきは、グリーンの速さをチェックすることです。
速さに関しては、それぞれの感覚もあるし、経験によっても感じ方が違ってくると思いますが、できるだけ平らなところを探し、最初に自分が思っている10mを転がしてみてください。そして、ボールがオーバーしたら「速い」、手前に止まったら「遅い」と判断すればいいのです。
次に、10mに対して自分のタッチを合わせます。感覚よりも速い場合は少し弱めに、感覚よりも遅い場合は少し強めに打つといったように。そして、徐々に距離を縮めていって5mや3mでも距離感が合うようにしていきます。最後に1.5m前後を気持ち良く沈めたらパッティング練習を終了。自信を持ってティーグラウンドに向かってください。
ゴルファーによっては、スライスやフックラインなど曲がるラインを必死に沈めようという人もいますが、切れ具合というのは打つごとに変わるのであまり意味はありません。それよりも距離感を合わせることに時間を使いましょう。
もちろん時間がたっぷりあるのなら、ストロークのチェックなどをやっても構いませんが、優先すべきはその日のグリーンを知ること。これが分っているのと分っていないのとではスコアも大きく変わってくるということを頭に入れておいてください。
秋吉翔太(あきよし・しょうた)
1990年生まれ、熊本県出身。10歳からゴルフを始め、2008年の「国体少年男子個人」では松山英樹らを抑えて優勝。高校卒業と同時にプロの世界に飛び込んだ。ツアー初戦となった11年の「日本オープン」では初日2位発進して話題に。17年に初シード獲得。翌18年は「ミズノオープン」で初優勝。さらに「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でも優勝を飾るなど大ブレークし、賞金ランクも14位に。19年は優勝こそなかったが賞金ランク26位で3年連続シード入りを果たす。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/10/16 発売号より転載)
もし時間がなかったとしても、パッティンググリーンにだけは必ず足を運ぶようにしましょう。何故なら、ショットの練習は体をほぐしたり、その日の調子を確認するもので、わざわざ練習場に足を運ばなくてもストレッチや素振りでチェックできますが、パッティンググリーンでの練習は「その日のコースを知ることができる唯一の練習」なので、代わりが利かないからです。
パッティンググリーンでまずやるべきは、グリーンの速さをチェックすることです。
速さに関しては、それぞれの感覚もあるし、経験によっても感じ方が違ってくると思いますが、できるだけ平らなところを探し、最初に自分が思っている10mを転がしてみてください。そして、ボールがオーバーしたら「速い」、手前に止まったら「遅い」と判断すればいいのです。
次に、10mに対して自分のタッチを合わせます。感覚よりも速い場合は少し弱めに、感覚よりも遅い場合は少し強めに打つといったように。そして、徐々に距離を縮めていって5mや3mでも距離感が合うようにしていきます。最後に1.5m前後を気持ち良く沈めたらパッティング練習を終了。自信を持ってティーグラウンドに向かってください。
ゴルファーによっては、スライスやフックラインなど曲がるラインを必死に沈めようという人もいますが、切れ具合というのは打つごとに変わるのであまり意味はありません。それよりも距離感を合わせることに時間を使いましょう。
もちろん時間がたっぷりあるのなら、ストロークのチェックなどをやっても構いませんが、優先すべきはその日のグリーンを知ること。これが分っているのと分っていないのとではスコアも大きく変わってくるということを頭に入れておいてください。
秋吉翔太(あきよし・しょうた)
1990年生まれ、熊本県出身。10歳からゴルフを始め、2008年の「国体少年男子個人」では松山英樹らを抑えて優勝。高校卒業と同時にプロの世界に飛び込んだ。ツアー初戦となった11年の「日本オープン」では初日2位発進して話題に。17年に初シード獲得。翌18年は「ミズノオープン」で初優勝。さらに「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でも優勝を飾るなど大ブレークし、賞金ランクも14位に。19年は優勝こそなかったが賞金ランク26位で3年連続シード入りを果たす。
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