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いつものリズムでナイスショット!安田祐香のトップで間をとるリズム調整法

2020年2月20日(木)午後3:29

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 プレーをしていて、「いつものショットができたらなあ」というのはよくあること。そんなにプレッシャーが掛かっているわけでもないのに、何故かラウンドになると練習どおりのスイングができず、球が散らばってしまうという人も多いと思います。

 何がいけないのか? 人それぞれに修正すべき点はあると思いますが、私が最も気を付けているのは、“いつものリズム”で打つことです。

 リズムの大切さは多くのゴルファーが口にすることですが、リズムが少し狂うだけでショットが大きく乱れるくらいスイングとは密接な関係にあります。しかもこのリズム、自分ではなかなか乱れていることに気がつかないため、一度乱れ始めると全てがガタガタになってしまう恐れがあります。だから私は少しでもショットが乱れたときは、「リズムが狂っていないかどうか」をチェックするようにしています。

 そして、もし乱れていると感じたら、「トップでワンテンポ“間”をとってから(写真①)クラブを振る」という素振りをするようにしています。

写真①

 リズムが乱れているときというのは、たいていの場合“リズムが早くなっている”ケースが多いので、トップで間を置くことによっていつものリズムを取り戻すのです。

 あまりにもリズムが乱れていて、引っ掛け気味の球が出てしまう場合は、実際のショットでも、間を置いて打つ(ほんの気持ち程度ですが)こともあります。そうすることによって打ち急ぎがなくなり、出球も球筋も落ち着いてくるからです。もちろん練習でも、リズムを安定させるというのは最重要課題として取り組んでいて、トップからの切り返しで間を置いてボールを打つ練習はいつもやっています(②~⑤)。

写真②~⑤

 とくに試合前の練習では、このリズムチェックが中心になるといってもいいくらい。

 アマチュアゴルファーの中にはラウンド直前に、「ああでもない、こうでもない」と悩んでいる人も多いと思いますが、スイングの修正は結構時間がかかるのもの。それよりも、いつものリズムでスイングできるように調整してみてください。そのほうが効果は大きく、ショットも安定するはずです。

安田祐香(やすだ・ゆうか)
2000年12月24日、兵庫県生まれ。7歳からゴルフを始め、小学3年のときに坂田塾に入門。滝川第二高時代(古江彩佳と同級生)の2017年に日本女子アマのタイトルを獲る。19年に出場した第1回オーガスタ・ナショナル女子アマでは3位タイ。19年レギュラーツアーに9試合出場して予選落ちなし。19年のプロテストにも一発合格(4位タイ)。20年、期待を集めるツアールーキーの1人。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2020/2/14 発売号より転載)
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