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星野陸也がパッティングを伝授 目の位置が正確ならばストロークも安定する

2019年5月30日(木)午後3:51

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 パッティングの精度を上げるためにはどうすればいいか? パッティングは微妙な動きのズレがミスにつながるだけに、プロでも悩み続けている人が多いのですが、僕が最も大切にしているのは、ボールに対して正確に構えることです。そして、構えの中でも特に気を付けているのは、目の位置です。

 そのポイントとなるのが、「効き目がボールの垂線上にあるかどうか(ボールの真上にあるかどうか)」ということと、「両目のラインがボールの中心線と垂直に交わっているかどうか」ということ(写真①)。練習の際はもちろん、試合前のパッティンググリーンでもこの2つのポイントをしっかり確認するようにしています。
 
写真①
 
 前者の「効き目がボールの真上にあるかどうか」は、目の位置からボールを落として、これから打つボールに当たればOK。後者の「両目のライン」に関しては、パッティング練習用のミラーで確認しています。

 アマチュアゴルファーの中にはこの2つが不正確で、目のラインが前に出過ぎていたり(②)、手前にズレている人(③)がいますが、そうなるとストロークのプレーンが前後に外れる危険性が出てくるので注意してください。
 
同②
 
同③
 
 次にストロークの注意点ですが、上半身に関しては肩の大きな筋肉を使ってパターを動かすことを意識しています。そうすれば手に力が入りにくくなり、ミスの原因となる、インパクトでハンドファースト気味にグリップが先に出てしまったり(④)、同じくインパクトでヘッドが先行する(⑤)ことがなくなるからです。
 
同④
 
同⑤
 
 また、下半身に関しては、ストローク中、ヒザの高さを変えないことが大切です(⑥)。何故なら、左ヒザが下がると左肩が下がり、右ヒザが下がると右肩が下がるといったように、ヒザの高さが変わると肩のラインも上下動するため、安定したストロークができなくなるからです。
 
同⑥
 
 両ヒザのラインが大きく乱れないようにするためにも、下半身はどっしり構え、ニーアクションは使わないようにしましょう。

星野陸也(ほしの・りくや)
1996年5月12日茨城生まれ。日本大学を2年で中退し 2016年にプロ転向。QT1位で挑んだ17年は、シーズン開幕のアジアシリーズで 2試合連続トップ10入り。チャレンジツアーでも優勝を飾り、フル参戦1年目でシード権を獲得した。18年は、フジサンケイクラシッレギュラーツアー初優勝。賞金ランクも7位に躍進した。

【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2019/5/24 発売号より転載)
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