レッスン
脱出のコツは「勇気を持って振り抜く」 宋永漢プロのバンカーレッスン
2018年6月1日(金)午後1:47
「バンカーショットから上手く脱出できない」。アマチュアゴルファーの中にはそういう人が多いようです。
どこに問題があるのか? 実際にアマチュアの皆さんのスイングを見ていて思うのは、写真①のように、パンチショットのごとくインパクトでヘッドの動きを止めてしまう人が多いということです。
このような打ち方をしてしまうのはおそらく、「大きなスイングをするとボールがグリーンを超えてしまうかもしれない」という恐怖心を持ったままバンカーショットに臨んでいるからでしょう。また、「特別なショットを打たなければいけない」、「ヘッドをボールに下にしっかり潜り込まさなければいけない」など、必要以上に“普段のショットとは違う打ち方をしなければならない”と思い込んでしまうことも、「砂を打って終わり」のスイングになる大きな原因になっているような気がします。
すでに何度もミスを犯しているゴルファーならばおわかりでしょうが、「砂を打つだけ」では、どんなに大きなスイングをしてもボールは勢いよく飛び出してくれません。逆に、ヘッドをボールの下の砂に潜らせ、そのヘッドを振り抜きさえすれば、たとえ力はなくても、また、打ち込む場所が多少手前でも、ボールはきちんと飛んでいってくれるのです。
だから、バンカーが大の苦手だという人は、まずは普通のショットと同じようにしっかり振り抜く(同②③)ことを考えてください。
ホームランが怖いという気持ちも分からないではないですが、ヘッドが直接ボールに当たらない限り、グリーンを超えていくようなミスショットは出ません。また、そういうミスを怖がっていては、いつまで経ってもバンカーから一発脱出はできません。
勇気を持って振り抜く。バンカーショットの成功は、それに掛かっていると考え、とにかく思い切って振り抜くようにしてください。
宋永漢(ソン・ヨンハン)
1991年7月12日韓国生まれ。12歳でゴルフを始め、20歳でプロ転向。13年から日本ツアーに参戦し、1年目で賞金シードを獲得。15年には賞金ランク15位で最優秀新人賞に輝いた。16年に「SMBCシンガポールオープン」で優勝。17年は優勝こそなかったが、常に上位をキープし賞金ランク10位に。サンドセーブ率では1位に輝いた。
どこに問題があるのか? 実際にアマチュアの皆さんのスイングを見ていて思うのは、写真①のように、パンチショットのごとくインパクトでヘッドの動きを止めてしまう人が多いということです。
写真①
このような打ち方をしてしまうのはおそらく、「大きなスイングをするとボールがグリーンを超えてしまうかもしれない」という恐怖心を持ったままバンカーショットに臨んでいるからでしょう。また、「特別なショットを打たなければいけない」、「ヘッドをボールに下にしっかり潜り込まさなければいけない」など、必要以上に“普段のショットとは違う打ち方をしなければならない”と思い込んでしまうことも、「砂を打って終わり」のスイングになる大きな原因になっているような気がします。
すでに何度もミスを犯しているゴルファーならばおわかりでしょうが、「砂を打つだけ」では、どんなに大きなスイングをしてもボールは勢いよく飛び出してくれません。逆に、ヘッドをボールの下の砂に潜らせ、そのヘッドを振り抜きさえすれば、たとえ力はなくても、また、打ち込む場所が多少手前でも、ボールはきちんと飛んでいってくれるのです。
だから、バンカーが大の苦手だという人は、まずは普通のショットと同じようにしっかり振り抜く(同②③)ことを考えてください。
同②、③
ホームランが怖いという気持ちも分からないではないですが、ヘッドが直接ボールに当たらない限り、グリーンを超えていくようなミスショットは出ません。また、そういうミスを怖がっていては、いつまで経ってもバンカーから一発脱出はできません。
勇気を持って振り抜く。バンカーショットの成功は、それに掛かっていると考え、とにかく思い切って振り抜くようにしてください。
宋永漢(ソン・ヨンハン)
1991年7月12日韓国生まれ。12歳でゴルフを始め、20歳でプロ転向。13年から日本ツアーに参戦し、1年目で賞金シードを獲得。15年には賞金ランク15位で最優秀新人賞に輝いた。16年に「SMBCシンガポールオープン」で優勝。17年は優勝こそなかったが、常に上位をキープし賞金ランク10位に。サンドセーブ率では1位に輝いた。
【関連】ZAKZAK by 夕刊フジ(夕刊フジ 2018/5/24発売号より転載)
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