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父も祖父もプロゴルファー ジャスティン・トーマスが受け継いだ最高の才能
2018年4月26日(木)午後2:50
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1993年4月29日、ケンタッキー州西部のルイビルで、のちのスーパースターが生まれた。そうジャスティン・トーマス(米)だ。2013年にプロ転向し、2017年には全米プロゴルフ選手権で優勝、年間王者に輝くなど一気にゴルフ界をけん引する存在となった。
ここまでトーマスが強くなった理由は生まれた環境にある。父も祖父もプロゴルファーという家系に生まれ、幼い頃からゴルフに触れてきた。ボールを追いかけフェアウェイを駆け回り、トーマスは自らクラブを握り、自然とゴルフを始めるようになったのだ。
「環境に恵まれてラッキーだった。今こうして勝っているのは父のおかげだ」。強制されることなく伸び伸びとゴルフを始めたトーマス少年。徐々にスイングができてくると父もプロとしてコーチングをはじめ、あれよあれよという間に上達していった。
クリスマスには大好きなゴルフグッズが与えられ、喜び爆発のトーマス。「ゴルフグッズをあげればご機嫌になる。安あがりな子だった(笑)」と父は当時を振り返る。そんな可愛いトーマスも成長し、負けん気の強いジュニアゴルファーへと成長。才能はもとより際立っており、順調に勝利を重ねることで内に秘めた闘争心に火が付いた。
とにかく競争が好きだった。それでも両親は「試合を強制したことはない」という。「嫌なら別にいいと教えていた。楽しむのが一番。むしろ休むように注意していた。1日くらい休んで近所の友達と遊べって。こちらから練習させようとはしなかった」。
そして迎えた2000年。全米プロゴルフ選手権でタイガー・ウッズ(米)がプレーオフを制して優勝した姿を見てトーマスは決心した。「僕もこんな形で優勝したい」。2003年時のインタビューでは「20歳くらいでプロデビューするんだ。そう信じてるよ。トップ10に入っていると思うよ」と語り、この時もうすでに将来への明確な設計図を思い浮かべていた。
その後の快進撃は知っての通り。ジュニアランキングトップに上り詰め、16歳で出場した米男子ツアーのウィンダムチャンピオンシップでは史上3番目の若さで予選を通過。
2013年にはプロ転向。2015年のCIMBクラシックでツアーの初優勝を飾ると、翌年は連覇を達成した。昨年はまだ幼かったトーマスに鮮烈な印象を与え、プロを目指すきっかけとなった全米プロでの1勝を含む4勝を挙げ、年間王者、そして最優秀選手に輝いた。
しかし、どれだけ有名になろうと、トーマスの心は常に家族、故郷のケンタッキーにある。「両親のおかげでゴルフと出会えた。家族で過ごした楽しい思い出が今でも心に焼きついている。愛を感じる」。見た目は変わったが、心は変わらず優しいあの頃のまま。
ここまでトーマスが強くなった理由は生まれた環境にある。父も祖父もプロゴルファーという家系に生まれ、幼い頃からゴルフに触れてきた。ボールを追いかけフェアウェイを駆け回り、トーマスは自らクラブを握り、自然とゴルフを始めるようになったのだ。
「環境に恵まれてラッキーだった。今こうして勝っているのは父のおかげだ」。強制されることなく伸び伸びとゴルフを始めたトーマス少年。徐々にスイングができてくると父もプロとしてコーチングをはじめ、あれよあれよという間に上達していった。
クリスマスには大好きなゴルフグッズが与えられ、喜び爆発のトーマス。「ゴルフグッズをあげればご機嫌になる。安あがりな子だった(笑)」と父は当時を振り返る。そんな可愛いトーマスも成長し、負けん気の強いジュニアゴルファーへと成長。才能はもとより際立っており、順調に勝利を重ねることで内に秘めた闘争心に火が付いた。
とにかく競争が好きだった。それでも両親は「試合を強制したことはない」という。「嫌なら別にいいと教えていた。楽しむのが一番。むしろ休むように注意していた。1日くらい休んで近所の友達と遊べって。こちらから練習させようとはしなかった」。
そして迎えた2000年。全米プロゴルフ選手権でタイガー・ウッズ(米)がプレーオフを制して優勝した姿を見てトーマスは決心した。「僕もこんな形で優勝したい」。2003年時のインタビューでは「20歳くらいでプロデビューするんだ。そう信じてるよ。トップ10に入っていると思うよ」と語り、この時もうすでに将来への明確な設計図を思い浮かべていた。
その後の快進撃は知っての通り。ジュニアランキングトップに上り詰め、16歳で出場した米男子ツアーのウィンダムチャンピオンシップでは史上3番目の若さで予選を通過。
16歳のトーマス
2013年にはプロ転向。2015年のCIMBクラシックでツアーの初優勝を飾ると、翌年は連覇を達成した。昨年はまだ幼かったトーマスに鮮烈な印象を与え、プロを目指すきっかけとなった全米プロでの1勝を含む4勝を挙げ、年間王者、そして最優秀選手に輝いた。
しかし、どれだけ有名になろうと、トーマスの心は常に家族、故郷のケンタッキーにある。「両親のおかげでゴルフと出会えた。家族で過ごした楽しい思い出が今でも心に焼きついている。愛を感じる」。見た目は変わったが、心は変わらず優しいあの頃のまま。
祖父も「リーダーボードにトーマスの姓があると誇りに思う。祖父の夢を孫が叶えてくれる。希望を見せてくれるんだ」と、孫の活躍を誇りに思っている。
トーマスがタイガーを見て育ったように、今度は多くの子供たちがトーマスを見て育つ。模範となるようなプレー、振る舞いでこれからもゴルフ界を盛り上げていく。
トーマスがタイガーを見て育ったように、今度は多くの子供たちがトーマスを見て育つ。模範となるようなプレー、振る舞いでこれからもゴルフ界を盛り上げていく。
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