R.コクラン完全優勝! 井戸木49位タイ
2013年10月14日(月)午後0:38
ラス・コクラン(米)が完全優勝で米チャンピオンズツアー5勝目を飾った。
同ツアーのSAS選手権(ノースカロライナ州プレストンウッドCC)は現地時間13日、最終ラウンドの競技を終了。後続に2打差の単独首位で最終日を迎えたコクランは、ベルンハルト・ランガー(独)、デビッド・フロスト(南ア)、カーク・トリプレット(米)の曲者3人が2位タイで続いている展開の中、しっかりと自分のゴルフを貫いた。
1番でボギーを叩いた後、スコアカード通りのプレーが続く。1組前で4番までに2バーディを奪ったフロストに早々に並ばれたが、これに動じることなく堂々と渡り合う。後半に入って13番ボギーの後、14番でバーディを奪ったフロストに、逆に2打差をつけられたが、それでも動じない。15番で起死回生のバーディを奪うと、ここから波に乗る。16番、17番でもバーディを重ねて通算16アンダー。16番でスコアを伸ばしたフロストが通算16アンダーで先にホールアウトしたものの、コクランは18番をバーディで締め通算17アンダーとして1打差で突き放し、完全Vを手にした。
「デビッド(フロスト)がいいプレーをしていたけれど、誰かがいいプレーをするのはわかっていた。だからできればしがみついて、勢いに乗りたいと思っていた。毎ホールそう思ってプレーしていたんだ」と、圧巻の上がり4連続バーディへの道のりを口にしたコクラン。2010年にも優勝しているコースに自信を持って臨み、ライバルたちをねじ伏せた。
コクランと同じ最終組で回った2人は、トリプレットが通算14アンダーで単独3位に入ったが、ランガーは3バーディ、4ボギーと賞金ランク首位の男とは思えないプレーでスコアを1つ落とし通算9アンダー。ピーター・シニア(豪)らと並ぶ8位タイで大会を終えている。
前日、5アンダー67をマークして34人をゴボウ抜きし34位タイでこの日に臨んだ井戸木鴻樹は、パットの調子が今ひとつ。正確なショットを生かしきれず、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73とふるわず、通算1アンダー49位タイで3日間の競技を終えた。
今季シニアメジャー2勝でチャールズ・シュワブカップポイントランキング首位のケニー・ペリー(米)は、通算8アンダーでマーク・オメーラ(米)らと並ぶ11位タイ。大会初日に年齢と同じ『66』のエージシュートを達成したラリー・ネルソン(米)は、4アンダー68でプレーして通算7アンダー。コリン・モンゴメリー(スコットランド)らと並び18位タイで終戦した。
尚、今大会がアメリカシニアデビュー戦だったメジャー6勝のニック・ファルド(英)は、第1ラウンドの途中でひじ痛を訴え途中棄権している。