ツアープロ5人が語る「スコッティキャメロン」の魅力とは
2016年3月4日(金)午後2:33
ツアープロから絶大な信頼を集め、現在日本ツアーの37%の選手が使用している「スコッティキャメロン」。世界最高峰のPGAツアーでパターの名手とも呼ばれるタイガー・ウッズやジョーダン・スピース、松山英樹も長期にわたり愛用し、数々の勝利に貢献してきた。そんな人気の高いパターブランドのギャラリーが、5/12に東京・南青山にグランドオープン。それに伴い「スコッティキャメロン ゴルフギャラリーTOKYO」のプレオープンイベントが5月9日に開催され、来場していた5人のツアープロにキャメロンの魅力を聞いた。
谷原秀人「平均パット数部門で3年連続1位を獲れました」
「都内の一等地にキャメロンスタジオを出してすごいなと思います。見たことのないような素晴らしいものばかりで、ゴルフ好きなら見ているだけでも楽しい。1つ1つに工夫が施されていて素敵ですね。スコッティキャメロンの魅力は打感の良さと構えやすさ」
「僕はマレットのセンターをずっと使っているんですけど、それでスタッツの平均パット数部門で3年連続1位を獲れましたし、それに変えがたいものがないので気に入ってるパターの一つです。色んなタイプのパターがありますが、その中で自分の一番振りやすいもの、すわりの良いものを使っています。キャメロンに何か求めるとするならば、絶対に1パットで入るパターを作ってほしいですね(笑)」
貞方章男「ファンになった理由はとにかくデザインがかっこいい」
「僕はキャメロンの大ファンなので見てすごく楽しんでいます。ファンになった理由はとにかくデザインがかっこいい。先ずはそこから入ったんですけど、それに加えて、性能も良いので手放せません。デザインのかっこよさというはすごく大切だと思っていて、試合でも入れることよりも、ヘッドを見ながらかっこいいなと思いながら打つと、気持ちも高ぶるので、それが成績に繋がったりします」
「デザインはいつも最先端なものが出ていますが、次はどんなものが出るんだろうって毎回楽しみにしながら待っています。このスタジオに来てもかっこいいものが揃っているので手が震えちゃいますね。使うのがもったいないくらいで、家に飾っていたいと思いました。僕は本当にファンなので、試合では使わず、家の中で傷つかないようにマットの上で使うくらいだと思います。外に持ち出せないですね(笑)」
小平智「オリジナルのパターを作ってもらったときはすごく嬉しかった」
「キャメロンのパターは学生時代からずっと使っているんですけど、打感の良さや溝の深さ、デザインのかっこよさに愛着が沸きますし、ずっと使っていると年季が入ってプレミアム感もでるので、そういうところに特別なものを感じます。他のパターと比べて違うのは、打感が手に伝わってくるので、芯から外れたり、ヒールや先っぽに当たるとすぐにわかるから信頼して使えます。デザインも1本1本違ったり、遊び心があったりとアイディアが尽きないのはすごいと思います」
「プロになってキャメロンさんに要望を伝えて、オリジナルのパターを作ってもらったときはすごく嬉しかったですし、それがモチベーションにもなってます。パターが好きになりましたし、パターの練習をするのが楽しくなって多くの時間を費やすようになりました。そういうところで数字にも表れて、平均パット数が毎年上がって試合にも繋がっているんだと思います」
スコッティキャメロンはツアープロそれぞれの細かい要望に応えられる技術力と応用力があり、形状はもちろん、重さやヘッドの特性などプロのシビアな好みに合わせてくれるためトッププロからの信頼も厚い。
ツアープロにとってパターは勝つための重要なポイントで、いわば“相棒"のような存在。パターの名手と呼ばれる選手は、同じパターを長期間使う傾向があり、ツアー106勝を誇るタイガー・ウッズは11年にわたりスコッティキャメロンの「ニューポート2」を愛用してきた。シビアなセッティングで精神的にも大きなプレッシャーと戦わなければならないツアープロにとって絶対的に信頼できるパターというのは必要なのだ。日本ツアーで活躍する今野康晴や宮里優作も「絶対の信頼をおいている」キャメロンユーザーの一人である。
今野康晴「芯で打った時の感触、芯を外した時の感触がすぐわかる」
「浜松シーサイドゴルフクラブには2回程行きましたが、都内だと近いし、フィッティングも出来るので便利ですよね。プロになって18年間キャメロンのピン型タイプを使用していますが、削り出しなのでフィーリングが出やすく、芯で打った時の感触、芯を外した時の感触もすぐわかる」
「2000年に作ってもらったパターを今でも使っていますが、ほとんど新品な状態で長く使えるのも魅力の1つです。16年も使えるパターってなかなかないですよね。家に10年以上たっているパターが何本かありますが、キレイなのでいつでも使えるような状態です。他の道具に比べてパターは一生ものなので、途中で他のパターに変えたとしても、とっておけば、感じを思い出すためにまた使えますから。僕はクラシックなタイプが好きなので、初期型のタイプのものをキャメロンさんにお願いして作っていただきます。年内にはできるみたいなのですごく楽しみですね」
宮里優作「自分が思ったとおりのタッチがでるものじゃないと使えません」
「ここ一番って時に自分の感覚をだせるのがキャメロンのパターです。僕は距離感を一番大事にしているので、自分が思ったとおりのタッチがでるものじゃないと使えません。パッティングはすごく繊細なものなので、その繊細さをスコッティーキャメロンのパターは持っている。そういうところが使っている理由です。プロの世界は1打1打が勝負なので、特にグリーン上は結果を決める大事な場所ですから、そういう意味では自分の思っているような転がりをしてくれないとスコアが開いてしまいます。初優勝をしてから絶対の信頼をおいているのでほとんど変えてません」
「キャメロンさんと新しいパターに向けて、僕も提案したり模索してディスカッションしました。新しいものにトライすることは自分をよく知るチャンスでもありますし、キャメロンのことを知るチャンスでもありますので、お互い勉強していくというプロセスは楽しいですね。キャメロンの想像力はすごいのでその中で自分に合うのもを当てはめてもらって、そこからまた良いものができるというワクワク感はあります」
ここにある製品はすべて青山店でしか手に入らないもので、創業者のスコッティ・キャメロン氏がアメリカで心を込めて作ったものばかりだ。またパターだけでなく、例えばヘッドカバーに施す刺繍は1つ仕上げるのに1時間20分かけハンドメイドで作られているなど、すべてが一級品だ。百戦錬磨のツアープロたちが絶対の信頼を置いている、精巧な作りと独創的なデザインが施された「作品」が揃うこのギャラリー。ファンなら一度は足を運ぶべき場所であることに間違いない。
【関連】ファン垂涎!! 「スコッティキャメロン ゴルフギャラリーTOKYO」が東京・青山にオープン
来日特番 密着!スコッティ・キャメロン
「来日特番」シリーズ第4弾。今回は、パターデザイナーのスコッティ・キャメロンの来日に合わせて密着取材を敢行。PGAツアーの中では、およそ4割が使用しているとも言われ、プロ・アマ問わず世界中で圧倒的な支持を得ているキャメロンのパター。番組では、その作り手であるキャメロンが自身のパターにどのような想いを込めているのか紹介する。
【放送日】
6月5日(日) 午前10:15?10:30 ※再放送あり