PGAは2014年も不安でいっぱい?
2014年1月22日(水)午後0:24
日本プロゴルフ協会(PGA)は21日に都内で理事会を開催。その後、会見を開き今季の競技日程などを発表した。
目玉はプロテストのオープン化だ。これまで受験の条件となっていたアマチュアでの競技実績などを大幅に緩和。細かい規定はあるものの、基本的に受験年度に16歳以上の男性であれば誰でも受験出来ることになり、間口が広がる。腕自慢のアマチュアにとっては夢が広がることになりそうだ。
また、シニアツアーは現時点で昨季より2試合減の10試合に。だが「もう1試合新規大会を、あと少ししたら発表出来る」(森静雄会長)ということで、昨年副会長、理事らが暴力団との交際により退会処分となった不祥事があった割には、トーナメント開催に関してはまずまずといったところのようだ。
一方、その不祥事の責任をとるという形で、理事を含めた代議員全員が辞表を提出してのやり直し選挙については「まだ各地区の選挙が終わっていないから」という理由で口をつぐんだ。新年最初の会見だったにもかかわらず、その件についての挨拶もなく会見を始め、通り一遍のこと以上は話そうとしないなど、体質が改善されたかは疑問。
ツアーでも永久シードの資格を持つ倉本昌弘の会長立候補も取り沙汰される中、2月24日の新体制決定までに何か大きな変化がみられるのだろうか。この日の会見はスポンサーや運営関係者なども顔を見せたが、そんな中でもきちんとした対応ができないままでは見通しは決して明るくない。