L.コ、プロ初Vにも「世界を旅出来るだけで幸せ」
2013年12月9日(月)午後0:01
16歳のリディア・コ(ニュージーランド)がプロ2戦目にして念願の優勝を飾った。
台湾女子プロゴルフ協会と韓国女子プロゴルフツアーの共催で現地時間8日、台湾のミラマーG&CCを舞台にスインギング・スカート・ワールド・レディス・マスターズ最終ラウンドの競技が行われ、首位のリュウ・ソヨン(韓)に1打差の単独2位からスタートしたコが3アンダー69をマーク。通算スコアを11アンダーとしてリュウを逆転し、3打差をつけた。
「リュウは素晴らしいプレーヤー。3打差をつけて勝てたのはただただラッキーだったから」と謙遜したコ。緊張でガチガチになり最終ホールまで「まさか勝てるとは思っていなかった」のだとか。
優勝賞金15万ドル(約1,500万円)を獲得した天才少女は「家族のサポートを受けながら世界中を旅出来ることだけでも幸せです」とポーカーフェースを綻ばせた。コはアマチュアでプロの試合に4度優勝した後、今秋満を持して米女子ツアーの最終戦(CMEグループ・タイトルホルダーズ)でプロデビュー。その試合は21位タイに終わっていた。
初日『63』をマークして単独首位の好発進を切ったロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のインビー・パーク(韓)が通算7アンダー単独3位。地元のヒロイン、ヤニ・ツェン(台)が最終日に4アンダー68の好スコアをマークして通算2アンダー6位タイに入っている。
一方、日本勢は首位と5打差の単独4位から出た穴井詩が10オーバー「82」と崩れて自滅。大江香織、笠りつ子と共に通算6オーバー28位タイに入ったのが最高位だった。その他、藤本麻子が通算9オーバー47位タイ、金田久美子と櫻井有希が通算10オーバー50位タイ。今季米ツアーでルーキーランキング3位に入った上原彩子は通算15オーバー72位タイに終わった。