NY市長、列車事故の後もラウンド!?
2013年12月3日(火)午後0:19
今年いっぱいで任期満了となるニューヨーク市長、マイケル・ブルームバーグ氏が列車脱線事故の最中ゴルフをしており、事故発生後もプレーを続けていたことが報じられ、物議を醸している。
現地時間1日午前7時過ぎにニューヨーク市北部で起きたメトロノース鉄道の脱線事故は、死者4人、負傷者63人を出した30年に及ぶ同鉄道史上、最悪のもの。早朝からバミューダのミッドオーシャンGCでラウンドしていた市長のもとには当然その知らせが届いたはずだが、市長は午後1時ごろまでコースを離れなかったことが発覚した。
2001年の同時多発テロ後、前任のルドルフ・ジュリアーニ氏からバトンを渡される形でニューヨーク市長に選ばれた際、「私のパーソナルライフは私のものだ」と宣言。休日の生活について公開することを徹底的に拒否してきており、今回も日曜日の行動について明かしていない。
日本では、2001年2月にハワイ沖で高校生の練習船「えひめ丸」が米海軍の原子力潜水艦と衝突し、9人が死亡する事故が発生した際、その知らせが入ったにもかかわらずゴルフを続けていた森喜朗首相(当時)が激しいバッシングを受けたことがある。この事件は、森元首相の行動こそが問題であるのに、以後ゴルフをすることが悪いかのように扱われる理不尽な事態を招いた。歴代大統領がゴルフ好きで、ゴルフが日本よりもポピュラーな米国では、さすがにそのようなことにはならないだろう。それでも、今年いっぱいで3期12年に及ぶ市長職を終えるブルームバーグ氏への評価が、今後どうなるか目が離せない。