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台風犠牲者にワールドカップ勝利を誓うJ.デイ
2013年11月19日(火)午後0:41
ジェイソン・デイ(豪)が祖母をはじめとする8人の親戚を台風で失ったことがわかった。
メジャーの舞台で何度も優勝争いを繰り広げる実力の持ち主であるデイの母、デニングさんはフィリピン出身。30年前に豪州に移住し、そこで生まれたのがジェイソンだ。
故郷であるフィリピン、レイテ島北東部にあるレイテ州の州都、タクロバン周辺には多くの親戚が住んでいるが、そこを先々週、強烈な台風30号が襲ったのはすでに周知のとおりだ。現在、わかっているだけで死者は約4,000人。行方不明者の捜索もまだまだ追いついていない。その犠牲者の中にはデイの祖母とおじ、6人のいとこも含まれていた。
「台風で親戚の多くを失ったのは非常に悲しい。でも、彼らのために祈ってくれた人に、僕と僕の家族はとても感謝しています」と、主戦場にしている米ツアーを通してコメントしたデイ。現地時間21日に豪州のロイヤル・メルボルンGCを舞台に開幕するワールドカップには、マスターズ王者アダム・スコット(豪)と組んで豪州代表として出場する。その心の中には、勝利を犠牲者すべてに捧げる思いが隠されている。