F.カプルス連日『65』で奪首! B.ランガー好位置守る
2013年11月2日(土)午前11:40
ベルンハルト・ランガー(独)とケニー・ペリー(米)の年間王者争いが激化する中、フレッド・カプルス(米)が単独首位に躍り出た。
年間王者の称号と100万ドル(約1億円)の特別ボーナスがかかった米チャンピオンズツアー今季最終戦、チャールズ・シュワブカップ選手権は現地時間11月1日、カリフォルニア州のTPCハーディングパークを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日に続き6アンダー65の好スコアをマークしたカプルスが通算12アンダーで初日の単独3位から単独トップに浮上した。
初日『63』の猛チャージでトーナメントリーダーとなったピーター・シニア(豪)は、スコアを2つしか伸ばせず通算10アンダー単独2位に後退。通算8アンダー単独3位にバート・ブライアント(米)が続いている。
一方、今大会で優勝しなければ年間王者のタイトルに手が届かないランガーは5バーディ、2ボギーの3アンダー68をマークし、通算7アンダー単独4位。現在チャールズ・シュワブカップポイントランキング1位につけるペリーはスコアを伸ばせず通算3アンダー11位タイにとどまっている。
今大会は獲得ポイントが通常の倍になるためランガーが優勝、ペリーがトップ5入りを逃せば逆転でランガーが年間王者に輝くことになる。だが今季まだ優勝のないカプルスや、悲願のツアー初Vを目指すシニアなど、決意を秘めた選手が上位におり、彼らを逆転するためには週末爆発的スコアが必要になる。賞金王レースではペリーをリードしているランガーの二冠達成への道のりは厳しい。
尚、今大会は今シーズンの賞金ランク上位30名のみに出場権が与えられており、5月のシニアPGA選手権を制して日本人男子初のメジャー王者になった井戸木鴻樹は賞金ランク32位で惜しくも出場を逃している。