2011年大会覇者の室田が首位タイ発進!
2013年11月1日(金)午前11:37
室田淳が2011年以来2度目のビッグタイトル獲得に向け、最高のスタートを切った。
シニアゴルフの日本最高峰、日本シニアオープンゴルフ選手権競技は10月31日、福岡県の麻生飯塚ゴルフ倶楽部(ブルー・グリーンコース)で開幕した。うねりのあるフェアウェイ、絶妙なポジションに設置されたハザード、アンジュレーションの大きなグリーンが待ち構える難コースに、歴戦の巧者たちが果敢にチャレンジ。室田と米ツアー経験のある水巻善典が、第1ラウンドを6アンダー66で回りトーナメントをリードした。
3番でイーグルを奪った室田は、前半『30』と大爆発。後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、相変わらず巧みなコースマネジメントを披露した「明日は何が起こるか分からない」と煙に巻いたが、衰えることのない強さに周囲は戦々恐々としているようだ。
一方の水巻は、フロントナインこそ1アンダーで終えたが、バックナインで5バーディ(ノーボギー)を奪ってこちらも6アンダー66。大会初優勝を見据えて不気味な存在感を見せている。室田のスコアを見て「もっと攻めないといけない」と気合を入れ直した後半に猛チャージ。「このイメージで残り3日間、いいゲームをしたいですね」と貪欲だ。
首位タイに2打差の3位タイには、尾崎直道、加瀬秀樹、バリー・レーン(英)の3人が追走。さらに1打遅れて2009年大会王者の渡辺司、東聡の2人がおり、戦いは激戦の様相を示している。他の主な選手は、今大会3勝の高橋勝成、倉本昌弘、羽川豊らが1アンダー71で9位タイに続いたが、同じく大会5勝を誇る青木功は5オーバー77で70位タイと出遅れている。