逆転賞金王へ…B.ランガー単独トップ浮上! 井戸木は後退
2013年9月8日(日)午前11:20
逆転での2年連続5度目の賞金王を狙うベルンハルト・ランガー(独)が4か月半ぶりとなるシーズン3勝目に王手をかけた。
米チャンピオンズツアーのモントリオール選手権は現地時間7日、カナダのバレ・デュ・リシュリュー・ベルシェールを舞台に第2ラウンドの競技を行い、ノーボギーの5アンダー67をマークしたランガーが通算6アンダーで初日の3位タイから単独トップに躍り出た。
3打差の2位タイに目下賞金レース、チャールズ・シュワブカップのポイントレースともにランガーの上(1位)を行くケニー・ペリー(米)の他、ビル・グラッソン(米)、ウィリー・ウッド(米)らがつけたが、初日のトーナメントリーダー、ディック・マスト(米)はダブルボギー2つを叩くなど乱れ3オーバー75。通算イーブンパーにスコアを落とし17位タイまで後退している。
今大会でもしもランガーが勝てば賞金王争いではペリーを抜いて1位に再浮上することになる。シーズン序盤6試合で優勝2回、2位(タイ含む)2回、3位に1回入ったときは、今季も賞レースはランガーで決まり、と思われたが、それ以降トップ10入りがめっきり減り、全英シニアオープンではプレーオフで栄冠を逃すなど、勝星から遠ざかっている。今週は久々に巡って来たVチャンス。何としてもシーズン3勝目に結びつけたいところだ。
一方、日本勢唯一出場の井戸木鴻樹は53位タイからスタートしたこの日、10番スタートの前半14番から5連続ボギーを叩くまさかの乱調。初日同様持ち前の正確なショットを駆使することが出来ず2バーディ、6ボギーの4オーバー76を叩き、通算8オーバーで前日よりさらに順位を下げ68位タイに低迷している。帰国前最後の試合だけに最終日は気持ち良く締めくくりたいものだが…。