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オーガスタがグリーンジャケットオークションに「待った」!
2013年3月6日(水)午前10:28
マスターズ優勝者の証であるグリーンジャケットがオークションにかけられ、これに対しオーガスタナショナルGC(ジョージア州)が訴訟を起こしている。
問題となっているのは、フロリダ州のゴルフ珍品コレクター、スティーブン・パイルズ医師がテキサス州ダラスのヘリテイジ・オークションで売りに出しているグリーンジャケット。1959年のマスターズ優勝者、アート・ウォールJr.のものだ。
非常に限られたオーガスタナショナルのメンバーだけが着用を許されているグリーンジャケットは、大会に優勝すると特別に与られるもの。それだけにクラブ側は激怒している。「グリーンジャケットはマスターズ優勝者とメンバーだけのものだから盗品の可能性もある」と主張しており、売買にストップをかけようとしている。だが、パイルズ医師はこれを笑い飛ばした。「私は6着か7着のグリーンジャケットを持っている。現在はインターネットでメンバーのジャケットだって買える」と話している。
パイルズ医師は、2012年にオークションで6万2,000ドル(約580万円)を支払ってこのグリーンジャケットを購入したというが、マスターズ優勝の名誉とオーガスタナショナルの権威が法廷でどう裁かれるのか、成り行きが注目される。