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“インチキ野郎”呼ばわりに苦しむK.ブラッドリー
2013年2月27日(水)午前10:38
2011年全米プロゴルフ選手権覇者のキーガン・ブラッドリー(米)が、現在問題視されている“パターのアンカリング”について苦しい胸のうちを明かした。
ロングパターやベリーパターの一部を体に固定し、そこを支点に打つ“アンカリング”で初めてメジャータイトルを獲った男でもあるブラッドリーは、その後もアンカリングを続けてプレーしている。アーニー・エルス(南ア)、ウェブ・シンプソン(米)がやはりアンカリングをしてメジャータイトルを獲得したため、R&A(ロイヤル・アンド・エイシェント・ゴルフ・クラブ)とUSGA(米国ゴルフ協会)はこれを禁止する方向で動いているのが現状だ。そんな中、アンカリングを続ける選手たちは、ファンやメディアの一部から非難を浴びせられる事態に陥っている。
「これまでにないくらいファンや一部のライターから“チーター(インチキ野郎)”と呼ばれている。これは本当にタフなことだ。正直、それで具合が悪くなっているくらい。USGAはこうなる前に選手のことを考えてくれればよかったのにと思う」とザ・ホンダ・クラシック(現地時間28?3月3日/フロリダ州、PGAナショナルGCチャンピオンC)を前に口にしたブラッドリー。規則改定は本決まりではないがすでに規定路線。長い間放置してきたアンカリングをメジャー優勝者が出たからといって急に禁止することを決めたことで、苦しむ選手はブラッドリーばかりではないに違いない。