井戸木5位タイ浮上! 尾崎直も37人ごぼう抜き
2013年5月26日(日)午前11:13
日本勢4人全員が予選をクリアした米チャンピオンズツアーメジャー初戦。中でも井戸木鴻樹が大健闘、優勝戦線に浮上した。
同ツアーのシニアPGA選手権は現地時間25日、ミズーリ州セントルイスのベルリーブGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。8位タイからスタートした井戸木は出だし2連続バーディで波に乗ると、難しいセッティングをものともせず6バーディ(3ボギー)を量産。3アンダー68の好スコアで通算5アンダーとし、単独トップのケニー・ペリー(米)に5打差ながら5位タイの好位置に浮上した。
「小柄ながらパワーゴルフ主流のツアーで長年活躍。フェアウェイキープ率はレギュラーツアー時代から10年連続でNo.1の座をキープしている」と海外メディアに紹介された井戸木。167センチの男が持ち前の正確なショットで遂に海外メジャーで優勝争い。シニア入りしてからもチャレンジツアー(下部ツアー)に挑戦するなど「ゴルフが好きで好きでたまらない」51歳の最終日のプレーに注目だ。
好調だった井戸木とは対照的に、前日単独3位の好位置につけていた室田淳は3日目にして失速。3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい内容で2オーバー73とスコアを落とし、通算3アンダー10位タイに後退した。
その一方で、前日下位(58位タイ)で予選突破を果たした尾崎直道がノーボギーの好調なゴルフで4アンダー67をマーク。37人をごぼう抜きし、通算1アンダー21位タイまで順位を上げた。また高見和宏も2日連続1アンダー70にスコアをまとめ、通算3オーバーで前日の68位タイから51位タイに浮上している。
上位陣は首位のペリーに2打差の単独2位にジェイ・ハース(米)、通算7アンダー単独3位にラス・コクラン(米)、通算6アンダー単独4位にロッド・スピットル(カナダ)がつける展開。その他、ディフェンディング・チャンピオンのロジャー・チャップマン(英)が5アンダー66と爆発し、通算1アンダー21位タイにジャンプアップ。初日146位タイと出遅れていたベルンハルト・ランガー(独)は通算イーブンパー29位タイで最終日を迎えることになった。