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V.シンに冷たい世間の風!?
2013年2月6日(水)午前10:53
薬物使用疑惑の渦中にあるビジェイ・シン(フィジー)に対して、一部から厳しい声が上がっている。
禁止薬物『IGF-1』を含有するスプレー(シカの枝角を原料とする)を頻繁に使用していたことが報じられ、これを認めたシンは「知らなかった。憤りを感じる」とのコメントを発表。出場予定だった前週の米男子ツアー、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンを直前で欠場した。
これに対する周囲の反応は様々だ。シンの人柄を愛し、同情を寄せる人々がいる一方で「言い訳できない。2010年の全米プロゴルフ選手権で『ここがバンカーだとは知らなかった』と言ってもダスティン・ジョンソンは許してもらえず、ペナルティを受けて優勝のチャンスを逃した。それと同じことだ」という声も上がっている。
確かにルールはルール。知らなかったからといって破っていいものではない。ツアー側からはまだ処分が下っていないが、世界的にスポーツ界でのアンチドーピングは年々厳しくなる傾向にある。それだけにシンの今後は決して楽観的ではないはずだ。