欧州女子ツアー、K.ウェブが貫禄の大会8勝目!
2013年2月4日(月)午後1:04
カリー・ウェブ(豪)がメジャー7勝の“ホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)”らしい貫禄のゴルフでティーンエイジャーたちを蹴散らした。
欧州女子ツアーの今季開幕戦ボルビックRACVレディスマスターズは現地時間3日、豪州のRACVロイヤルパインズリゾートを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日首位の17歳のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)と16歳のアマチュア、オー・スヒョン(豪)が初優勝を狙ったが、これに待ったをかけたのが実力者のウェブだった。
若い2人がバタバタと出入りの激しいゴルフを繰り広げ、シェラ・チョイ(韓)がジワジワとスコアを伸ばすのを尻目に、2打差5位タイからスタートしたウェブは3番、12番、14番、15番、17番と5つのバーディを積み重ねて通算13アンダー。終わってみれば最後は2位タイに入った3人に2打差をつけて堂々の逆転優勝を飾った。同一大会8勝はサム・スニード(米)に並ぶ快挙。
「フロントナインではショットがいいとは言えず、あまり(優勝できると)感じていなかった。でも踏ん張った」と本人が語っているように1バーディだった前半はガマンのゴルフ。10番でピンチを迎えたがここをパーで切り抜けると、12番でこの日2つ目のバーディを奪って通算10アンダーで首位に立った。その後も若い2人が追いすがったが攻めが荒く、百戦錬磨のウェブがバーディを重ねて勝利を手にした。
「すごくうれしい。優勝すれば年は取らない。こんな風にシーズンが始められてすごくうれしい」と親子ほど年齢の離れた選手を相手に勝利をもぎ取り無邪気な笑顔を見せた38歳のウェブ。まだまだ強いところを強烈にアピールした。
その他の主な選手では、ジェシカ・コルダ(米)が通算10アンダー単独5位、リュウ・ソヨン(韓)が通算6アンダー単独9位。日本ツアーでもお馴染みのニッキー・キャンベル(豪)は通算イーブンパー24位タイ、申智愛(韓)が通算2オーバー33位タイ、ソフィ・グスタフソン(スウェーデン)が通算3オーバー40位タイ、ローラ・デービース(英)が通算5オーバー45位タイとなっている。