タイガーチャージ! 3差4位タイ浮上で連覇に光明
2014年3月9日(日)午前10:58
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タイガー・ウッズ(米)がボールゲームに帰ってきた。
世界ランキング上位のプレーヤーだけが出場を許される世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ第2戦、WGC-キャデラック選手権(フロリダ州ブルーモンスター at トランプナショナルドラル)は現地時間8日、第3ラウンドの競技を終了。この日首位と6打差の25位タイからスタートしたタイガーは、前日まで「スピードがつかめない」と語っていたグリーンを完全に攻略し8バーディを量産。コース改造によって生まれ変わった新生ブルーモンスターで、第1ラウンドに自己ワーストの4オーバー76を叩いたとは思えないほど快調なプレーを披露して6アンダー66を叩き出し、通算1アンダー4位タイの優勝戦線に急浮上した。
「今日は良いプレーが出来たね。要所でボーナスとも言える良いパットが決まってくれた」とムービングデーのラウンドを振り返ったタイガー。単独トップには23歳にしてすでにツアー通算2勝(2013年ウィンダム選手権、2014年ヒューマナ・チャレンジ)を挙げているパトリック・リード(米)が通算4アンダーで立ち、通算2アンダー2位タイに全米プロゴルフ選手権チャンピオンのジェイソン・ダフナー(米)、WGCシリーズ通算2勝のハンター・メイハン(米)ら好調なプレーヤーが続いているが、大会7勝の実績を誇るタイガーにとって3打差は十分射程圏内。開幕以来低調なプレーが続いている孤高の世界No.1が、得意の大会で完全復活をアピールするか注目だ。
その他上位陣は、トップタイからスタートしたダスティン・ジョンソン(米)が通算イーブンパー6位タイ。ブッバ・ワトソン(米)、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)のメジャーチャンピオンコンビが通算1オーバー9位タイの好位置をキープした。フィル・ミケルソン(米)は通算2オーバー14位タイにとどまっている。
日本勢唯一出場の松山英樹は、この日1つスコアを伸ばし通算4オーバー。前日の25位タイから21位タイにわずかながら順位を上げ、最終日のチャージを胸に誓う。