M.カルカベッキア暫定単独首位、B.ランガーは出遅れ
2012年10月27日(土)午前10:54
雷雨による3時間以上の中断を挟んだ米チャンピオンズツアーのAT&T選手権(テキサス州、TPCサンアントニオ)は、現地時間26日に第1ラウンドの競技を終了。マーク・カルカベッキア(米)が「今シーズン最高のゴルフ」で暫定トップに立った。
フルフィールドでは同ツアー今季最終戦となる今大会。予定通りの時間に開幕したものの、途中雷雨に見舞われ3時間18分進行が遅れ、出場80人中33人がホールアウトできないまま日没サスペンデッドとなった。そんな中、現在賞金ランク5位につけるカルカベッキアが5アンダー67をマークし、暫定単独2位につけるケニー・ペリー(米/15ホール終了時点)に2打差をつけ暫定トップに立っている。
2アンダー70で回ったトム・カイト(米)がウィリー・ウッド(米/17ホール終了時点)と並び暫定3位タイ、逆転賞金王を目指すトム・レーマン(米)は15ホール終了時点で1オーバー暫定19位タイ。現在賞金ランク、チャールズ・シュワブカップのポイントランクともに1位のベルンハルト・ランガー(独)は、16ホール終了時点で2オーバー暫定24位タイとやや出遅れている。
「今日の67は普段の62、63に匹敵する。今季ベストといってもいい内容だった。フェアウェイを外す場面もほとんどなく、16ホールでパーオンに成功したんだからね」と気温が10度以下に下がり、冷たい雨と強い風の難コンディションでトーナメントをリードしたカルカベッキア。イーブンパー72でホールアウトしたジェイ・ハース(米/暫定10位タイ)はカルカベッキアのスコアを見て「信じられない。このコンディションで67は59に匹敵する」と感心しきり。それほどカルカベッキアのプレーが素晴らしかったということだ。
実はカルカベッキアは、約1か月半前に右手の腱の手術をしたばかり。「もう大丈夫。ボーリングだって出来そうだ」という鉄人はスタートダッシュを活かし今季2勝目を目指す。
尚、同ツアーは次週開催のチャールズ・シュワブカップ選手権(11月1?4日/アリゾナ州、デザートマウンテンC)が最終戦。同大会には賞金ランク上位30名のみしか出場出来ない。