野村&上原は上位浮上ならず I.パーク今季初Vチャンス
2014年6月8日(日)午前9:22
最高峰のメジャー、全米女子オープン(19?22日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)前哨戦でもある米女子ツアーのマニュライフ・フィナンシャルLPGAクラシックは現地時間7日、カナダのグレー・サイロGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ステイシー・ルイス(米)にNo.1の座を譲ったばかりのインビー・パーク(韓)に今季初Vのチャンスが訪れる中、日本勢はムービングデーにスコアを伸ばすことが出来なかった。
3人出場していた日本勢は宮里藍を除く2人が決勝ラウンドに進出。19位タイからスタートした野村敏京は出だし直後の2番でいきなりダブルボギーを叩いてつまずくと、6番でもボギー。9番のバーディで悪い流れを断ち切り18番までに計3個のバーディを奪ったが、イーブンパー71とスコアの伸ばし合いについていけず通算4アンダー43位タイに後退した。
また上原彩子も3バーディ、3ボギーのイーブンパー71止まり。通算1アンダー67位タイまで順位を下げた。パー3以外の14ホールすべてでフェアウェイをキープし、グリーンを外したのは2ホールだけとショットの精度は群を抜いていたが、肝心のパットが決まらずリーダーボードをズルズルと後退することになった上原。最終日こそ好調なショットにパットが噛み合うプレーが見たい。
優勝戦線は前日のトーナメントリーダー、フォン・シャンシャン(中)が1イーグル、3バーディ、1ボギーの4アンダー67にまとめ、通算15アンダーで単独首位の座をキープしたが、上位には強豪がズラリ。今季未勝利のパークは2日連続ノーボギーで6アンダー65とスコアを大きく伸ばし通算13アンダー2位タイ。優勝を含むシーズン7度のトップ10入りを記録しているミッシェル・ウィー(米)もパークと同じ2打差から逆転を狙う。
さらに、通算12アンダー単独4位にベテランのクリスティー・カー(米)がつけ、ルーキーのリディア・コ(ニュージーランド)が通算11アンダーでアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)と並び5位タイの好位置につけた。しかし、2週連続Vを狙う世界ランク1位のルイスは通算7アンダー18位タイにとどまっている。
尚、藍は初日の出遅れが響き今シーズン2度目の予選落ちを喫している。