P.シニアが無冠返上へ好発進! 青木&尾崎は大きく出遅れ
2012年9月15日(土)午後0:41
長尺パターの使い手として日本でもお馴染みのピーター・シニア(豪)が、米チャンピオンズツアー初優勝に向け絶好のスタートを切った。
現地時間14日に開幕した同ツアーのパシフィックリンクス・ハワイチャンピオンシップ(ハワイ州、カポレイGC)第1ラウンド。2009年にシニア入りし、これまでトップ10入り23回を数えながら優勝のないシニアが、この日は7バーディ、ノーボギーの完璧な内容で7アンダー65をマーク。2試合連続優勝を狙うジェイ・ドン・ブレイク(米)とビル・グラッソン(米)に1打差をつけ単独トップに立った。
5アンダー67で回ったマーク・マクナルティ(アイルランド)とエドアルド・ロメロ(アルゼンチン)が4位タイに並び、今大会を含め残り5試合で逆転賞金王を目指すトム・レーマン(米)が4アンダー68で6位タイにつけている。
今季序盤のアリアンツ選手権で、コリー・ペイビン(米)とのプレーオフに敗れ優勝のチャンスを逃しているシニア。日本ツアーで3勝を挙げるなどレギュラーツアー時代から世界を股にかけて戦ってきたが、なぜかチャンピオンズツアーでは良いところまで行きながら勝てずにいる。無冠返上のためにも残り2日、好スタートを結果に結びつけたい。
一方、日本勢は苦戦。先月末に70歳の誕生日を迎えたばかりの青木功は、3バーディを奪いながらボギーを8つ叩き5オーバー77と崩れ、地元のデビッド・イシイ(米)とともに74位タイと大きく出遅れた。
また先の国内シニアツアー、コマツオープンを制し活躍が期待された尾崎直道は、出だし直後の2番から4番の3ホールでボギー2つ、ダブルボギー1つを叩いてつまずき、後半2つのバーディを奪い返すも6オーバー78の乱調。幸い今大会は予選落ちがないが、出場81人中76位タイに沈み、2日目以降の巻き返しが必須となった。