F.カプルス、首位返り咲きのB.ランガーを1打差で追撃!
2012年7月29日(日)午前10:13
マスターズチャンピオン同士の一騎打ちが勃発した。
スコットランドのターンベリーを舞台に行われている全英シニアオープンは現地時間28日、第3ラウンドの競技を終了。前日2位にタイに後退したベルンハルト・ランガー(独)が1イーグル、5バーディ、3ボギーの4アンダー66をマークし、通算7アンダーで初日以来の単独トップに返り咲いた。
一方、ランガーとは対照的に初日66位タイと出遅れながら、難コンディションの第2ラウンドにアンダーパーをマークし、8位タイに浮上していたフレッド・カプルス(米)が、3連続を含む7バーディ(1ボギー)の猛攻で6アンダー64をマーク。通算6アンダーはランガーに1打差と迫り、マスターズ優勝者同士の最終日最終組の対決が実現することになった。
「残り18ホールでまだ(優勝の)チャンスがあることが嬉しい。ただ、僅差の戦いなので誰にでもチャンスはあるだろう。最終日はロースコアをマークしなければならない」と気を引き締めたランガーに対して、カプルスは「今日は非常に良い日だった。ミスらしいミスもなくアイアンが切れていたし、パットも噛み合ってくれた」と納得のラウンドを強調。果たしてランガーの今季初Vなるか? それともカプルスがこの勢いのまま逆転で今季2勝目を飾るのか? 最終日は丁々発止のシーソーゲームが繰り広げられるに違いない。
その他の上位陣は、通算5アンダー単独3位にピーター・ファウラー(豪)。前日トップのゲイリー・ホールバーグ(米)は3つスコアを落とし、通算3アンダーでバリー・レーン(英)、ジョン・クック(米)と並び4位タイに後退。また、この日4アンダー66で回ったトム・ワトソン(米)が、通算イーブンパーでトム・レーマン(米)らと並び11位タイに浮上している。
日本勢は3バーディ、3ボギーのイーブンパー70にまとめた井戸木鴻樹が、通算5オーバー31位タイにつけているのが最高。奥田靖己は2オーバー72を叩いたが、通算9オーバーは前日の61位タイから50位タイに順位を上げた。
尚、羽川豊、青木功、須貝昇はすでに予選で姿を消している。