LPGAプロテスト 比嘉、合格も悔しい8位タイ 東がトップ合格
2012年7月27日(金)午前11:24
逆転でのトップ合格を狙った比嘉真美子だったが、ショットの乱れは修正できず8位タイでの合格に悔し涙を浮かべた。
茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 東コースを舞台に26日、最終ラウンドの競技が行われた2012年度LPGAプロテスト。3日間54ホールで20位タイまでの選手がプロのライセンスを手にする運命のテストだが、トップで合格すれば次週のmeiji カップ(8月3?5日/北海道、札幌国際カントリークラブ島松コース)から13試合の国内女子ツアー出場権が与えられるため、日本女子アマチュアゴルフ選手権2連覇の実力者、比嘉はここにターゲットを絞っていた。
しかし、初日から乱れが目立ったショットは、最終日になっても改善されず4オーバー76で回るのが精一杯。それでも通算1オーバー8位タイで楽々合格は果たしたが、目標を達成できなかった悔しさは隠せない。「トップ合格以外は受かれば全部一緒。アマチュア時代のことはリセットして、これからプロゴルファーの比嘉真美子としてどれだけ成長していけるか。世界で戦いたい夢と目標があるので、そこに向けて練習していけたらと思います」と、今後の飛躍を心に誓った。
一方、第2ラウンドにマークした5アンダー67のスコアを活かし、トップ合格を果たしたのが東浩子だ。プロテスト挑戦2度目の20歳だが、この日は「落ち着いてできました」と、貫禄で1つスコアを伸ばして通算7アンダー。2位の池田智廣に1打差のトップでライセンスを手にした。「トップ合格は考えていなかった」と語り、次週からのツアー参戦にも「まだ全然考えていません」と初々しさを見せた。
今回のテストでは通算4オーバー18位タイまでの24人が合格。ツアー初優勝を飾ったばかりの木戸愛の妹、侑来はこの日5オーバー77を叩いて通算8オーバー43位タイ、不合格に終わった昨年のリベンジに挑んだ森美穂も、5つスコアを落として通算9オーバー55位タイで今年も涙を飲んだ。