シニア初V狙うB.グラッソン首位キープ T.レーマン連覇へ3位タイ
2012年6月9日(土)午前11:37
36ホールでボギーをわずか1つしか叩いていないビル・グラッソン(米)が、単独トップの座をキープした。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー第2戦、リージョンズ・トラディション(アラバマ州、ショールクリーク)は現地時間8日に第2ラウンドの競技を終えて、首位タイからスタートしたグラッソンが4バーディ、1ボギーの3アンダー69をマーク。通算9アンダーとし、単独2位のラス・コクラン(米)に2打差をつけ依然トーナメントをリードしている。
しかし、通算6アンダー3位タイには連覇を狙うトム・レーマン(米)をはじめ、フレッド・ファンク(米)、ブラッド・ブライアント(米)、ジェフ・スルーマン(米)といった百戦錬磨の強豪がズラリ。通算5アンダー7位タイにもベルンハルト・ランガー(独)ら実力者が名を連ねており、シニア初優勝を目指すグラッソンにプレッシャーをかけている。
レギュラーツアー時代に通算7勝を挙げているグラッソンだが、当時から首や腰の故障を抱えこれまでに25回の手術歴を持っている。だがここのところリハビリが順調で、往年のパワフルなゴルフが戻りつつある。この日はすべてのホールでフェアウェイをキープ。14番までに4つのバーディを奪いリードを広げ、16番では「思ったよりグリーンが固く、ピンハイで止まる予定の打球が奥にこぼれてしまった」と2日間で唯一のボギーを叩いたが、メジャーの舞台で堂々の首位堅守。シニア初Vに向けて絶好のポジションをキープし、「後半は少し守り過ぎたが、リードを貰って週末に臨めるのは心強い」と久々の優勝争いに気合いは十分だ。