B.ウィースバーガー、大量リードで初V王手! 欧州ツアー
2012年4月28日(土)午後10:26
欧州ツアー初優勝を狙うベルント・ウィースバーガー(オーストリア)が後続に5打差をつけ独走態勢に入った。
欧州、アジア両ツアー共催のバランタインズ選手権(韓国、ブラックストーンGC)は現地時間28日、第3ラウンドの競技を終了。前日に続きノーボギーの7アンダー65をマークしたウィースバーガーが、通算14アンダーまでスコアを伸ばして単独首位の座をキープ。念願のツアー初Vに王手をかけた。
この日終わってみれば後続を大量リードした26歳のウィースバーガーだが、自身が最終組でスタートする前、バーディラッシュをかけたポール・マクギンリー(アイルランド)に抜かれ首位の座を譲った瞬間も。しかしマクギンリーの勢いが後半に止まると、ウィースバーガーは後半の偶数ホールをすべてバーディとし、再び抜き返してリードを広げる展開となった。
「今日は(パットの)ラインが完璧に読めたし、パットが非常に良かった」とツアー2年目の新鋭ウィースバーガー。一昨年に下部ツアー(チャレンジツアー)で2勝を挙げ、メジャーツアー(欧州ツアー)に昇格した昨季は2位(タイを含む)に2回入るなどきっちり段階を踏んで頭角をあらわしてきた。「ここ2年、良い準備が出来たと思う。明日、今までの努力が報われるように頑張りたい」というウィースバーガーの願いは果たして叶うのだろうか?
その他上位陣は、5打差の単独2位に2010年大会覇者のマーカス・フレイザー(豪)がつけ、通算8アンダー3位タイにはオリバー・フィッシャー(英)とフェリペ・アギュラー(チリ)が並走。また、ムービングデーに7アンダー65と爆発したマクギンリーが通算7アンダーとし、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)とともに5位タイに浮上している。
ビッグネームでは通算5アンダー11位タイにイアン・ポルター(英)、今季米ツアーを主戦場に戦うベ・サンムン(韓)がポール・ケイシー(英)らと並び通算4アンダー18位タイにつけた。この日4アンダー68をマークしたアダム・スコット(豪)は通算1アンダー35位タイに順位を上げている。
日本勢は片岡大育が予選落ち、平塚哲二はリタイアしている。