南アの23歳B.グレイスが今季3勝目に王手!
2012年4月22日(日)午後1:25
メジャーチャンピオンを数多く輩出している南アフリカ期待の新鋭ブランデン・グレイスが、シーズン3勝目に王手をかけた。
ワンアジアツアーと共催の欧州ツアー、ボルボ中国オープン(中国、ビンハイレイクGC)は現地時間21日、第3ラウンドの競技を終了。前日単独3位につけたグレイスが1イーグル、7バーディ(1ボギー)の8アンダー64の好スコアをマークし、通算18アンダーで単独トップに躍り出た。
23歳のグレイスはシーズン序盤、南アフリカのサンシャインツアーと共催の欧州ツアーで2連勝(ジョバーグ・オープン&ボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ)を飾ったラッキーボーイ。昨年末にQスクール(プロテスト)をクリアし出場権を獲得したばかりのルーキーがまたも優勝争いを引っ張る格好となり、本人も「信じられない」を連発した。
「シーズンがスタートする前、誰も自分が優勝するとは思っていなかったはず。1勝でも満足なのに、2連勝出来たうえに今週3勝目のチャンスが巡って来るなんて…。好調の理由はパッティング。今日も沢山のバーディチャンスにパットを決めることが出来た。明日はリラックスしつつ、アグレッシブに攻めて行きたい」と、ビッグチャンスに瞳を輝かせるグレイス。プレシャーがかかる最終日、いかに平常心を保って自分のゴルフが出来るかが鍵になりそうだ。
3打差の単独2位にディフェンディング・チャンピオンのニコラス・コルサーツ(ベルギー)が続き、通算14アンダー単独3位にファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)がつける展開。その他、マスターズで優勝争いを演じたピーター・ハンソン(スウェーデン)は通算6アンダー37位タイ、イアン・ポルター(英)とコリン・モンゴメリー(スコットランド)はともに通算4アンダー46位タイに低迷している。
尚、日本勢唯一出場の平塚哲二は決勝ラウンド進出を逃した。