史上最年少選手が欧州ツアー出場!
2012年4月19日(木)午前10:06
13歳173日のアマチュア、グアン・ティンラン(中)が最年少プレーヤーとして欧州ツアーに挑戦する。
ワンアジアツアーとの共催の欧州ツアー、ボルボ中国オープン(現地時間19?22日/中国、ビンハイレイクGC)出場をかけた先月のミッド・チャイナ予選で健闘したグアンだったが、プレーオフの末、本戦出場が惜しくもかなわなかった。ところが予選終了後、大会主催の中国ゴルフ協会が予選首位のウー・カンチャン(中)がすでに本戦出場権を持っていることを発表した。これによって繰り上がりで本戦出場を決めたグアンは、2003年の香港オープンに出場したロ・シッカイ(中)の13歳280日を107日塗り替えて史上最年少でツアーに出場することになった。
憧れのナショナルオープンに駒を進めたグアンは「ピンと来なかったけど、今はとても興奮している。プレーオフで負けた時は、歴史を作ることができなくて悔しいと思ったけど、夢が実現した。目標は史上最年少での欧州ツアー予選突破。イーブンパーでプレーできればチャンスはあると思っている」と語ったグアン。現在のワールドジュニア王者だけに臆するところはない。
受けて立つプロたちもディフェンデング・チャンピオンのニコラス・コルサーツ(ベルギー)をはじめ、イアン・ポルター(英)、ジーブ・ミルカ・シン(インド)、エドアルド・モリナリ(伊)、フランセスコ・モリナリ(伊)、コリン・モンゴメリー(スコットランド)ら、そうそうたるメンバーでゴルフ新興国・中国のナショナルオープンの行方から目が離せない。
日本勢は、平塚哲二が出場。アジア、欧州ですでに有名になった実力者が日本ツアー開幕にもかかわらずこちらで踏ん張り続ける姿をしっかりと見守りたい。