マスターズの雪辱期すL.ウーストハウゼン暫定トップ
2012年4月15日(日)午前8:48
前週マスターズでプレーオフ敗けの2位に終わり、その悔しさをバネに雪辱を期すルイス・ウーストハウゼン(南ア)が暫定トップに躍り出た。
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープン(クアラルンプールG&CC)は現地時間14日、日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行ったが、天候不良のため進行が遅れ前日に続きサスペンデッドが決定した。
そんな中、全英オープンチャンピオンのウーストハウゼンが10ホールを終了時点で通算13アンダーまでスコアを伸ばし、暫定ながら単独2位につけるスティーブン・ギャラハー(スコットランド/11ホール終了時点)から1打のリードを奪い単独首位。早くもマスターズ惜敗の雪辱を晴らすチャンスが訪れた。
「ジョージア州(マスターズ開催地)からここ(マレーシア)への移動は大変だった。時差ボケはきついし、肉体的にも精神的にも疲れている上、中断やサスペンデッドもあってクタクタだ。それでもゴルフの調子は良いので何とかチャンスを活かしたいという気持ちは強い」とウーストハウゼン。この日は空模様をかんがみつつ「いつ試合が54ホールに短縮されても後悔しないだけのゴルフをしようと思っていた」と取りこぼしのない内容で10番までに3つスコアを伸ばし、欧州ツアー5勝目に向け一歩前進した。明日は26ホールを消化する長丁場となるが、疲れた体にムチを打ち完全燃焼すると誓っていた。
その他、通算10アンダー暫定3位タイにラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン/13ホール終了時点)、ダニー・ウィレット(英/12ホール終了)、デビッド・リプスキー(米/11ホール終了)が続き、通算7アンダー暫定12位タイには昨年のマスターズ覇者チャール・シュワーツェル(南ア/14ホール終了)、世界ランク7位のマーティン・カイマー(独/12ホール終了)らがつけている。
日本勢は片岡大育が17ホールを終え2バーディ、2ボギーのイーブンパーとスコアを伸ばせず、通算3アンダー暫定31位タイに後退。平塚哲二は第2ラウンドを終えて通算1オーバーで、カットラインに1打及ばず予選敗退が決まっている。