南ア勢が上位独占 L.ウーストハウゼン暫定3位浮上!
2012年4月14日(土)午前9:02
南アフリカ勢が快調なゴルフでトーナメントを引っ張っている。
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープン(クアラルンプールG&CC)は現地時間13日、第2ラウンドの競技を行ったが、午後になって雷雨に見舞われ最終組が6ホールを消化したところでサスペンデッドが決定した。
暫定トップに立ったのは今季アバンサ・マスターズでツアー初優勝を飾ったジェイブ・クルーガー(南ア)とヘニー・オットー(南ア)の2人でスコアは通算9アンダー。1打差の暫定3位に前週マスターズでプレーオフに敗れたものの好調をキープしているルイス・ウーストハウゼン(南ア/12ホール終了)がつけ、上位を南ア勢が独占した。
しかし初日『64』の好発進を切った昨年のマスターズチャンピオン、チャール・シュワーツェル(南ア)は12ホール終了時点でスコアを3つ落とし、ジーブ・ミルカ・シン(インド/11ホール終了)らと並び通算5アンダー暫定12位タイに後退。また、世界ランク7位のマーティン・カイマー(独)が5アンダー67をマークし、通算7アンダーで初日の29位タイから暫定4位タイに急浮上したが、同じ29位タイからスタートした18歳マッテオ・マナセロ(伊)はイーブンパー72止まりで通算2アンダー暫定35位タイに順位を下げている。
暫定ながらトップタイに躍り出たクルーガーは「南ア勢は皆、このトーナメントに臨むに当たって心に期すものがある。チャール(シュワーツェル)はスランプから立ち直ろうとしているし、ルイス(ウーストハウゼン)は前週の雪辱を晴らすべく頑張っている。皆から刺激を受けながら自分も頑張れた」と8バーディ、1ボギーの7アンダー65のラウンドを振り返った。それぞれの思いを胸に、週末ライバルたちが頂点を目指し凌ぎを削る。
一方、日本勢は前週のアジアンツアーで優勝争いを演じた片岡大育が3バーディ、2ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算3アンダー暫定24位タイで決勝ラウンド進出を確実なものとした。しかし平塚哲二は12ホールを終了し2バーディ、1ボギーで通算1オーバー。現時点でのカットラインが通算イーブンパーのため、残り6ホールで挽回しないと予選をクリアすることが出来ない状況に陥っている。