注目の平塚とM.マナセロは予選落ち… 6人が首位並走
2012年3月31日(土)午前8:20
6人が首位に並び2打差に25人がひしめく混戦模様の中、地元期待の18歳マッテオ・マナセロ(伊)と日本期待の平塚哲二は予選落ちに終わった。
欧州ツアーのシチリアン・オープン(イタリア、ヴェルドゥーラゴルフ&スパ・リゾート)は現地時間30日、第2ラウンドの競技を終了。初日コースレコードの64と爆発し単独トップに立ったピーター・ローリー(アイルランド)が、イーブンパー72とスコアを伸ばせず足踏みしたため混戦に拍車がかかる展開となった。
2日連続4アンダー68をマークしたマーテン・ラフェバー(オランダ)が通算8アンダーまでスコアを伸ばしてローリーをとらえるなど、この2人にサイモン・ウェイクフィールド(英)、ペール・エドバーグ(スウェーデン)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)、デビッド・リン(英)を加えた計6名がリーダーボードの最上段を分け合った。
1打差の7位タイにリチャード・グリーン(豪)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)、シェーン・ロウリー(アイルランド)らが続き、通算6アンダー14位タイにジョン・デイリー(米)、リッチ・ビーム(米)らメジャーチャンピオンがつけている。
「混戦だから誰が勝ってもおかしくない。皆にチャンスがあるから週末は面白くなりそうだね」と言うのはこの日4連続バーディを奪って5アンダー67の好スコアを叩き出したデイリー。今季も相変わらず浮き沈みが激しい元祖お騒がせ男だが、飛ばし屋ぶりは健在で、初日の14番、2日目の7番でそれぞれイーグルを奪う見せ場を作っている。このままショットとパットが噛み合えば残り2日、優勝戦線の台風の目になるかもしれない。
一方、地元開催の今大会でツアー通算3勝目を目指したマナセロは、3バーディ、3ボギーの低調なゴルフで2日連続イーブンパー72止まり。カットラインに3打足りず無念の予選落ちを喫している。
また日本勢唯一出場の平塚哲二は1オーバーで折り返した直後(10番スタート)、3連続バーディを奪って予選突破に望みを繋いだが、上がり2ホール連続ボギーを叩いてイーブンパー72。通算2アンダーでカットラインにわずか1打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。