C.モンゴメリー念願のメジャー初V! 室田9位タイで終戦
2014年5月26日(月)午前9:56
日本勢のメジャー連覇の夢は残念ながら叶わなかった。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー第2戦 シニアPGA選手権は現地時間25日、ミシガン州のザ・ゴルフクラブ at ハーバー・ショアーズを舞台に最終ラウンドの競技を終了。昨季大会の井戸木鴻樹に続くメジャーチャンピオンを目指し2打差3位タイと絶好のポジションからスタートした室田淳は出だしの1番でいきなりボギーを叩く苦しい立ち上がり。5番、6番の連続バーディで持ち直したかに見えたが、バックナインのチャージならず3バーディ、3ボギーのイーブンパー71にとどまり、上位争いについて行けず通算5アンダー9位タイに終わった。
一方、ディフェンディング・チャンピオンの井戸木は前半3連続を含む4ボギーを叩いて崩れかけたが、9番のバーディで立ち直り14番、15番、17番でバーディを奪い返すナイスカムバックでイーブンパー71にスコアをまとめ、通算3オーバーで前日から12ランクアップの33位タイで4日間の競技を終えている。
悔やむらくは初日の出遅れ(5オーバー76)。連覇の重圧から思うようなプレーをさせてもらえなかったが、2日目以降は70-70-71と安定したゴルフでディフェンディング・チャンピオンの面目を保った。
優勝争いは単独トップからスタートしたコリン・モンゴメリー(スコットランド)が他を圧倒。7バーディ、1ボギーの6アンダー65をマークし、通算13アンダーで逃げ切り、シニア初Vを念願のメジャー大会で飾った。
モンゴメリーといえば欧州ツアーの賞金王に8度輝きヨーロッパ最強とうたわれながらアメリカでは勝てず、メジャー大会で何度も優勝のチャンスを逃しては声を出して号泣したもの。しかし今回の優勝が昔のトラウマを吹き飛ばしてくれたに違いない。
そして最終日は64歳のスーパシニア、トム・ワトソン(米)が躍動。モンゴメリーの独走に待ったをかけることは出来なかったが、ノーボギーの6アンダー65の猛チャージで通算9アンダーまでスコアを伸ばし、堂々の単独2位に食い込み存在感をアピールした。
現在賞金ランク1位のベルンハルト・ランガー(独)は通算7アンダーでジェイ・ハース(米)と並び3位タイで終戦。通算6アンダー5位タイにジョー・デュラント(米)、マーク・ブルックス(米)、デビッド・フロスト(南ア)、バート・ブライアント(米)の面々。
尚、羽川豊、東聡、奥田靖己は予選で姿を消している。